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外出制限など無ければ最大12万人死亡も 英大学発表 新型コロナ 2020年4月1日 5時30分 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ヨーロッパ各国で外出を制限するなどの措置が続く中、イギリスの大学の研究チームは、こうした措置がとられなければこれまでに最大で12万人が死亡した可能性があったとする分析結果を発表しました。
イギリスの「インペリアル・カレッジ・ロンドン」の研究チームは、イタリアやスペイン、フランスなどヨーロッパ11か国で行われている外出制限や集会の禁止、学校の休校といった対策の効果について、数理モデルを使って分析した結果を公表しました。
それによりますと、各国の政府が外出制限などの措置をとらなかった場合、11か国全体で3月28日までに最大で4300万人が感染し、このうち12万人が死亡した可能性があったとしています。
ヨーロッパでは、これまでに2万人を超える人たちが亡くなっていますが、研究チームは、「各国の政府が介入しなければもっとひどい状況になっていた」としています。そして、今後、ウイルスの感染拡大が収まるまで対策を続ければ、さらに多くの人が犠牲になる事態を防ぐことができると指摘しています。
ただ、対策を始めてから、効果が出るまでには数週間かかるため、研究チームでは、今後のデータをさらに詳細に分析することにしています。
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