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ファウンダー ハンバーガー帝国のひみつ

この映画を見終えた今言いたいことは、「成功は必ずしも善人を選ばない」ということですね。マクドナルドの全米に渡るフランチャイズ化に成功した主人公クロックだが、正直その手法というのは成功することに飢えた野心家ではないとなし得ないものだと思う。今や町を少し歩けば見つかるマクドナルドフランチャイズ化の過程は、半ば強引とも取れる形で行われたことに驚きを隠せないでいる。今後マクドナルドでハンバーガーを食べる時に、マクドナルド兄弟の当時の心境を考えると複雑な気持ちになる。とはいえクロックの野心に溢れた行動は尊敬できる。でもこの人のように、価値観が合わなくなって長年寄り添ってきてくれたパートナーとあっさりと離婚したり、創業者のマクドナルド兄弟との契約書を破棄してまで成功を収めたいとは思わないな。誰も真似しろとも成功しろとも言っていないけれど。この映画から学んだことは、なにかの事業を大きくしていきたいと強く思う人は、岩をも溶かすような情熱と執念があると学んだ。あとは契約書に書いてあることでも大金を積んで強力弁護士とタッグを組むと内容を変えたりすることができるのだなと。「成功する人は必ずしも善人ではない」そう強く思えた作品でした。

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