勉強をしないと後悔するか/勉強した人より高卒肉体労働の方が希少な社会

学校をブッチしてる中三みたいなのがまた話題になってました。

まあそれに対する「高学歴」な人たちの感想として

「勉強しないと将来後悔する」「学校には行くべき」

といういつものやつです。
今日はこれを考察してみようと思います。

まず、

A)勉強してきたか
B)勉強したこと、しなかったことに後悔しているか否か

の2軸で見たときに

① 勉強してきて、勉強してきてよかったと思っている
② 勉強してきて、勉強しなければよかったと後悔している
③ 勉強せずに、勉強すればよかったと後悔している
④ 勉強せずに、勉強しなかったことに後悔はない

の4パターンがありうる。

まあ、高学歴の人は①が多いですな。こういう内容を発信してる人もそう。
③も結構いるよね。
ただ、③が仮にそのまま学生時代に戻れたとしても勉強はしなさそう。
空想上の後悔はその労力を割かなくていいからできるのであって。
でぶった後に「運動しとけばよかった」と言うのと同じ話。
実際に運動に労力を割けなかったからそういう結果になったわけ。

④はある程度いるんじゃないかな。わざわざ言う必要がないだけで。
学歴が要らず、勉強にかかわりない仕事についていて、それにある程度満足している人。いると思うよ。

②は希少だが筆者はどちらかといえばそれ。
はっきり言って文系大学に入っても筆者にとって何のメリットもなかったからだ。文系就職はどちらにせよスペック的に絶望という意味で。

あと、学校行ってもコミュ力上がらない人なんてごまんといるので過度な期待をするのはちょっとな。
義務教育の間ならまだそういうのはわかるけどね。一応最低限勉強しとけって範囲なわけだから。
ただ、大学は完全にオプションなので、やりたいこと、大卒を取って実現したいものがある人が行けばいいだけ。
別に高卒でも構わない。
なれないものはあるけど、なれるものの中から自分がなりたいものがあればそれでいい。

もうひとつ。
こういう話だと、「大卒が選択肢が増えて最高」「高卒だと詰む」に近いような言い方をするような人がいる。要するに、高卒をdisってるわけだ。

あと、勉強してきた大卒サラリーマンが社会を支えている(から勉強してない人はそれに乗っかってるだけだと自覚しろ)みたいな言い方をする人も。
それは違うんじゃないか。高卒もだいぶ重要な役割を果たしているから。
現代で一番不足しているのは高卒の肉体労働者や職人。

彼らがいないと社会は決して回らない。
災害が起きたときに職人さんが不足して修理が遅れたりもしていた。
宅配も配達員の不足が問題になった。
それを忘れていないか、とよく思う。

配達してる人がいなくなると大卒のビジネスだって成り立たない。

不足した理由は少子化もあるかもしれないけど、世間の彼らへの扱いの悪さも一因なんじゃないか。
いなくなってから嘆いても遅いのよ。

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