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読んだ本 20240415 同朋2024.4号

今日、月間同朋四月号を読んでいた。その中で、小学校教員の 星野俊樹さんの話がとてもよかった。その中で以下のような詩が紹介されていた。

あなたは弓であり、あなたの子はその弓から生きた矢として放たれる

「子ども」レバノンの詩人 ハリール・ジブラーン

それに続いて、星野さんは以下のように言う。

子どもは親の所有物ではない。親が弓ならば、子どもは未来に向かって飛ぶ矢である。その矢の勢いを邪魔してはならないのです。たとえ弓としてまげてためらわれてもそれを喜びとして、矢を放つのだ、と。この詩は親子について大切なことを教えてくれる座右の銘のひとつです。

星野俊樹 月間同朋四月号 p.15

非常に大切な言葉である。自分が矢であり、こどもはその弓から生きた矢として放たれる。放たれた後はもう、弓がどうにかできるものではない。言ってみれば人間の大人は、その矢を追いかけまわしてしまうようなところがある。

また「サンガ」188号を読んでいたら、以下の安田理深先生の言葉を教えてもらった。

仏は人間の苦を救うのではない
苦悩の人間を救うのである

安田理深「お寺の掲示板」『サンガ』188号、4頁



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