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健康寿命をのばす

近年、健康寿命という言葉を良く耳にします。加齢に伴い病気やケガ、老化現象による身体機能の低下により介護を必要する方がいます。
健康的で元気に生活するためにどのようなことを普段から気をつけたらいいでしょうか?

健康寿命とは心身共に元気に活動的な状態で自立した生活をできる期間でしす。健康寿命が長いと高齢になっても介護などが必要なく元気に生活できますが短いと早い時期から介護などが必要になってしまいます。

老年症候群

加齢により身体機能が低下してしまい生活に障害をきたしてしまうことの総称です。飲食能力の低下・関節などの身体の痛みや障害・骨折などのケガによる歩行や生活能力の低下・認知機能低下・視力や聴力の低下など様々なものがあります。高齢者のフレイル・サルコペニアやロコモティブシンドロームと関係が深いです。

フレイル

フレイルとは英語のFrailty(虚弱)のことで健康な状態から身体機能や認知機能が低下してしまい介護が必要になってしまう期間や加齢により身体・認知機能が衰えた状態をいいます。
どのようにして起こるのかというと日常生活の運動量の低下や食欲の低下などにより身体の栄養状態が低下してしまい筋肉量が低下します。基礎代謝や運動量が低下してしまい食欲の低下が起こり食事量が低下してしまうといった悪循環が起こってしまいます。
他にも高齢になり家から出なくなってしまい身体機能・認知機能の低下があります。膝や腰などの身体の痛み・活動範囲の縮小・人間関係など原因があります。

サルコペニア

加齢による筋量・筋力の低下のことをいいます。起こる原因として、日常生活の活動量の低下や低栄養によるもの・ケガや病気による活動量の低下や寝たきりなどによるもの・病気によるものなどがあります。

ロコモティブシンドローム

よくロコモと言われるもので加齢に伴い筋肉・筋量・の低下や筋・骨・関節の痛みや病気などによる運動器機能の低下や障害のことをいいます。ロコモが進むと介護の原因になってしまいます。多くは転倒などのケガや病気によることが原因になります。

健康寿命をのばすのに大切なのが、仕事や趣味の社会生活が活発であり筋量・筋力が十分にあるで食事も大切になりタンパク質を十分に摂取し脂質も摂取することも大切です。適度な飲酒もいいそうです。
逆に言えば家から出ずに閉じこもってしまい人に会わず活動量が減ってしまい筋量・筋力で低下し、食事量も減りタンパク質・脂質がとれずに低栄養状態になってしまうと健康寿命を短くしてしまいます。
他にも喫煙や視力・聴力の低下や家に閉じこもってしまい抑うつ傾向も原因になります。

気を付けないといけないのは老年症候群やフレイルなどケガや病気による原因がはっきりしたものだけではなく、日々の生活により少しづつ長い時間をかけて起こってくるものも多いのです。介護の原因になるものの多くは病気やケガによるものですが、転倒・ケガや認知症は日常生活による身体機能の低下によることが原因になるので注意が必要です。
普段の生活から身体を動かして食事を十分に摂ることが大切です。

老年症候群の注意点

体力・筋力面
階段や椅子を手すりやなどをつかまらずに昇降や立ち上がりができるか・15分以降続けてあるけるか・転倒の不安があるか
普段から身体を動かすことが大切になります。スポーツなどはもちろん自宅畑で野菜や花を作り体を動かすことや散歩・買い物などで歩く地域の健康体操教室などに参加するなど

認知機能
ひどい物忘れ・時間や場所や人がわからなくなる・普段やっていることができなくなる
認知症の原因の1つに脳内の血流量の低下にがあります。脳への刺激がないことも原因になります。そのため家から出ずに閉じこもってしまうわずに外出する・人に会う・運動をすることにより身体(脳)の血流の循環をよくすることが大切です。

食事・栄養状態
半年で体重が3キロ以上減っている・口腔状態が悪い(歯の調子)・食欲の低下や肉類を食べなくなる(油ものを避ける)
加齢とともに肉や油を避ける方が多いです。高齢者のほとんどが一日のタンパク質・脂質の摂取量が足りていません。そのため意識して摂取する必要があります。高齢者の場合コレステロール値が高くても健康状態に悪影響を及ぼしずらいそうで、数値が低い方が心臓病やうつのリスクが高くなり寿命が短いデータが出ています

日常生活
家からの外出頻度・親族や知人と会っているか・畑や買い物など家から出ているか・趣味などをもっているか
特に家からでないということは運動量が少なくなり食事摂取量も少なくなります。脳への刺激が少なくなってしまいます。家からでなくなるとうつ病のリスクも高くなってしまいます。

老年症候群やフレイルなどすぐに起こるものではなく少しづつ進行してしまいます。改善すつためにも長い時間が必要になります。そのため普段の生活から身体を動かし十分な食事を摂取し家に閉じこまらずに健康的な社会生活を送ることが大切です。



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