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スポーツにおける着地動作2


膝関節の前十字靭帯の損傷はとても重要である。
前十字靭帯の損傷は膝関節安定性の大部分をになっているからであり前十字靭帯の損傷がおきるとパフォーマンスの低下が大きく前十字靭帯再建手術後の競技復帰に6か月以上の日数が必要になってしまい前十字靭帯再負傷の確率も高いために前十字靭帯損傷の予防が大切である。
前十字靭帯再建後の競技復帰が6か月以上必要なのは6か月以内に競技復帰すると前十字靭帯の損傷の再発率が高いからである。
前十字靭帯損傷の多くは相手との接触がない時に起きており約7割を占めており、多くがジャンプの着地時に起きている

着地の際、下肢の関節を十分に屈曲させて衝撃を吸収させてなおかつ衝撃の吸収に時間をかけることが大切なのだが、前十字靭帯損傷を損傷する選手の多くが十分な膝関節の屈曲がおこなわれていないようです。
他にも膝が外反して内旋している選手が多いようで、いわゆるニーインの状態で膝が内旋すると前十字靭帯損傷の負荷が増大すると言われており、着地の際に膝の屈曲が不十分で外反・内旋(ニーイン)していることが前十字靭帯損傷のリスクを高める可能性がある。

前十字靭帯損傷の要因の一つには剪断力があり原因として大腿四頭筋(脛骨を前方に偏移)の過度の張力に大腿二頭筋(脛骨を後方に偏移)の収縮不足による前十字靭帯損傷に剪断力がかかってしまうと考えられる。

前十字靭帯損傷のほとんどが非接触で着地や減速時で、膝の屈曲角度が小さく重心が足関節よりも後ろにある後方荷重(後方重心) ターンなどの切り替えしの時に体幹が切り返しがわに倒れる 膝の動きが外反に回旋を伴う特にニーインなどが原因として考えられる

前十字靭帯損傷の役割には脛骨の前方偏移の制限と内旋制限があり
着地時の膝の動きは重要で上体の位置も重要になります。着地時に上体が身体の中心よりも外側に傾くと重心の位置も外側に動きます。上体が外側に行くと重心の位置を補正するために着地時に膝が内側に入り(ニーイン)前十字靭帯損傷への負荷が大きくなってしまいます。そのため、着地時の上体の姿勢制御能力が大切になります。

他にも着地の際につま先から着地をする場合は足関節や膝で衝撃を吸収して膝の剪断力を少なくできるが踵からの着地をしてしまうと足関節や膝での衝撃を吸収できずに膝の剪断力が大きくなってしまう
前十字靭帯損傷予防のためには着地動作を改善することが大切である
着地時に足関節・膝関節・股関節を十分に屈曲させて衝撃を吸収させ膝が外反(ニーイン)しないようにすることが大切である
膝が外反(ニーイン)しないためには股関節が重要になり着地時に股関節が内転・内旋してしまわないようすること、股関節が内転・内旋してしまうと結果として膝が外反(ニーイン)してしまう。そのため股関節の外転・外旋力を鍛える必要がある。
衝撃を吸収するためにしっかりとした屈曲が必要であるが足関節・股関節が硬く可動域が足りないと十分な屈曲をおこなえずに衝撃を吸収できないため足関節・股関節の可動域の確保も大切である

着地時に前十字靭帯損傷を起こさないために下肢はもちろん体幹の筋力やバランスが必要であるが足関節・股関節の可動性も大切である。
一番大切なるのが着地時の姿勢や動作を練習して前十字靭帯に過負荷をかけないような着地動作の習得が大切になる








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