胸・背中の痛み

患者の施術をしていて背中の痛みを訴える方が多いです。ただの筋緊張であればいいのですが、神経痛の場合もありもしかしたら心筋梗塞などの疾患である可能性があります。胸や背中の痛みの原因には様々なものがあります

心臓疾患

治療院に来られる方で背中や肩が苦しい・歯が痛いや歯が浮いた感じがするといった症状を訴える方が多いですがこの症状は心筋梗塞の前触れである可能性があるので注意が必要です。私が大阪にいたときに指先が白くなり血液の流れが悪くなっている方に病院で検査を受けるように指導したら心筋梗塞の一歩手前だったことがあります。注意が必要です
急性心筋梗塞の場合、20分以上持続する胸痛が起ることが多いです。胸痛の時間が短い・間欠的な場合は別の疾患の可能性があるそうです。
解離性大動脈の場合は背中側に激痛が現れることが多いそうです
狭心症だと運動など体を動かした時に心臓に十分な酸素が遅れずに痛みがでる労作性の狭心症、軽いん運動に胸痛で出る・症状が長く又は強くなる・安静時にもでるような不安性の狭心症の場合だと心筋梗塞になる恐れがあります
胸痛に肺塞栓症がありエコノミークラス症候群で話題になったものがあります。これは血管内の血栓が肺に運ばれて肺動脈に詰まってしまうもので飛行機や車などに長時間乗っていると血流が悪くなり血栓が作られて立ち上がることや動いた時に血栓が肺に流れてしまうことにより起こります。
他にも心房細動・心膜炎・心不全などがあります

呼吸器疾患

先ほど書いた肺塞栓症があり呼吸困難の症状がある場合は呼吸器疾患による胸痛の可能性があります。
急激な胸痛には気胸があり、何らかの原因により肺に穴が開いてしまうことによっておこります。発熱がある場合は肺炎や胸膜炎の可能性があります。体重減少や体力の低下がみれてるとガンの可能があります。

食道・消化器疾患


胃食道逆流症により胃酸が食道に逆流することにより食道に炎症や食道のただれなどがおき胸やけやつかえ・嚥下痛や嚥下困難 胸がつまる・焼けるような感覚などの症状がみられる
胃十二指腸潰瘍・膵炎・胆のう炎の方にも胸痛がみられるようです。背中の痛みを訴える方も多いと思います。治療院で背中が苦しいと訴える方で胃の調子が悪い・胸やけがしていると言う方が結構います。背中がずっと苦しいと訴える方で病院で診てもらった所。膵炎が見つかった方がいました。

頸椎・胸椎症

私の治療院に来られる方で背中や肩甲骨の痛みを訴える方がいます。多くの方が首を後ろに倒すと痛みの出現や増悪がみられます。病院で検査をしてもらうと頸椎や胸椎の神経が出ているところが狭くなっていたり変形やヘルニアがみられることがあります。疾患には頸椎症・ヘルニア・後縦靭帯骨化症や胸椎の圧迫骨折などがあります。

その他の疾患

肋間神経痛
胸椎から肋骨に沿って流れる神経が筋緊張により圧迫させれることや肋骨の骨折による痛みが肋間神経に沿って出る
帯状疱疹ウイルスにより肋間神経に痛みが出現する


治療院に来れれる方で肋骨骨折をされる方がいます。多くの場合は転倒によって負傷しますが、荷物をなどを持ち上げた際にや咳やクシャミによって負傷することもあります。ほかにも野球やゴルフでスイングをした際に負傷することもあります。整形でレントゲンを撮っても映らない場合があるので限局性の圧通や運動痛・咳やクシャミによる痛みなどの症状を聞き判断する必要があります。

胸や背中の痛みを訴える疾患には様々なものがあり緊急を要するものもあるために注意が必要です。
今回書いたものは僕が勉強したものの一部です。胸痛や背部痛があるいつもと違う痛みや続く痛みに対して自分で判断せずにちゃんと病院・医師に診てもらうことをオススメします。

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