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業団に入って数千万円儲かった話

扇情的なタイトルでどうかなと思ったが、事実なのでしょうがない。
この数千万円という額は、数千万の価値があったとかそういうお茶濁しでなく、
純利益として数千万円お金を稼いだということ。

この話を何故書こうと思ったか。
それは先日あった学生向けの業団でのイベントで狼の眼をした学生を見たからだ。

あのイベントでは業団の学生会員とそれ以外の人に対して、
提供できるモノを変えた。
同調圧力もあってか多くの学生がその場で会員になってくれた(でも、結局、講師がお人好しだから誰にも差をつけず学生全員に提供することになった)

そんな中でも彼女は狼の眼をしていた。
あれは昔の俺だと思った。

偉大な鍼灸師を父に持つ俺は学生時代、全ての鍼灸師、特に教員は飯も食えない低所得者どもとバカにしてたから、セミナーなどは一度も行った事も無いし、なんなら学校の授業さえもただの通過儀礼としか思えなかった。
業団も学会も飯が食えない鍼灸師の徒党程度の存在で哀れんでた節さえある。

だからといって当時は父親をめちゃくちゃ尊敬していたかと言えばそうでも無い。
つまり、当時の俺はバリバリのラッパー思考で自分こそが最高の考えを持っていると虚勢だらけに生きていた。

結局、卒業した後、父親の鍼灸院で就職しても数ヶ月で大ゲンカして親子の縁も切った。
この世の中は、くだらねぇものばかりだ、信用できるのは自分のみ。

整形外科に就職して、お得意の発想力と行動で結果を残して一年足らずで鍼灸院の分院を任されてしまえば、経絡治療学会だとか夏期大学だとか同期がそういう時間を無駄に過ごしてる間、俺はオヤジの後ろ盾無しでも結果を出せると有頂天だった。

医師と鍼灸師のタッグほど無敵な状況は無いし、高級イタリア車を買うのも大したことじゃなかった。

だが驕れる者は久しからずで、お世話になった整形外科医が身内の裏切りで業務停止になってしまう。
だからなんだ、医者は他にもたくさんいるぜと直ぐに行動に移した。
地域の医師ほぼ全てに営業をかけて医師と鍼灸師の連携を確立させた。
知識じゃねぇ、知恵だと。

その辺りから業団に入会した。
あくまで療養費請求するための存在だった。

しかし、色々、金銭的にも余裕が出てくると小馬鹿にしつつ業団の活動に興味を持ち始めた。
そうなってくると効率の悪さや合理性の無さにイラつきながら電話で文句を言ったり、支部で意見したりとなるが、案の定煙たがれた。
まぁ、小馬鹿にしてるのが透けて見られたのかもしれないが。

そんな中でも、目をかけてくれる鍼灸師がいた。
とても世話になったのもあって少しずつ業団の手伝いもするようになる。

前置きが長くて申し訳ないが、ここで俺は数千万儲かることになる。
その世話になった業団の先輩鍼灸師が自院を畳むことになったのだ。

それを聞いて俺は行動に移した。
ご近所の鍼灸院なんで是非とも患者さんを任せて欲しいと。
付き合いもあったおかげと業団の人間だからこそ先輩鍼灸師は快く、
患者さんの引き継ぎをしてくれて、従業員を二人雇えるほどの収入を得た。
患者数が2、3倍になり、7、8年経てば実際の収入として数千万円となる。
それがカラクリだ。

もちろんこれは運と縁だし、誰にでも起こる奇跡とは言えない。
数千万儲けてやるぜと思って入会しても、保証なんてまるで無い。

今の業団に入会する多くは人のためにとの優しい想いを持っている、俺みたいなラッパー崩れとは違う。
俺みたいに努力をしないための努力をするタイプで権謀術数を駆使して利益を得るタイプではない。

ただ、敢えてあの扇情的なタイトルをつけたのは、それに興味を持つ俺に似ている全ての人とあの娘に伝えるためだ。
知恵があるなら業団を利用してください。
わかってる、バカな奴らの集まりだろう時間の無駄でしょ、先生?
というあなたの心はわかっている。

キレイごとはラッパー崩れだから好きじゃない。
人材、人脈と言えば分かるでしょ?
業団にいる、もしくは業団の看板でする人材発掘と人脈構築は普通とはちょっと違う。
初期の信頼度が高めです。
それで十分伝わるずだ。
自分の鑑識眼はあてになると思い込まないで、鍼灸師はスゲェ特殊な人材だから。

とは言え緩い業団に浸かると俺もどんどん太るし、狼じゃなくて豚になる。
でもね、幸せは手に入れました。
心から信頼できる仲間たちと中古のセレナ。
もう、アルファロメオは売りました。
自分のためだけでは、モチベーションは続かないんで。

自院拡大の野心はありません。
もっともーーーっとデカイ、ビジョンがあるから。
業団は人材の宝庫です。
疑うのが一番労力使うと知ってる鍼灸師へ、
1500年続く業種を変えられる楽しみを一緒にたのしみませんか?

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