読書記録『365日の広告コピー』
365個の秀逸な広告コピーが掲載してある本。
広告コピーというのは、ただ単に商品をPRしたり消費を促したりするだけでなく、気付きや発見があったり、あるいは生きてく上で背中を押したりしてくれるものもあったり。
掲載されていたコピーの中から、特に印象に残ったものをいくつか。
別れが人を強くするなら、
一生弱くていいと思った。
良いですね。ロマンスがありあまります。
「オトナになれ」といういくつかの夏を経て、「コドモに帰れ」という夏が待っている。
おしゃれです。おしゃれなコピーは、対義語とか逆のニュアンスの言葉をうまく取り入れてることが多いように思います。
ち、
のち、
いのち。
献血のコピー。なんてうまいこと考えるのだろう。
このままだと、
この先ずっと、
このままだと思う。
これはもう心に響きました。シンプルながら、響きも良い。
時計は、いちばん見つめてもらえるギフトです。
あらまあ。こんなん言われたらギフトには時計を買っちゃうわ。
生まれ変わるなら、
生きてるうちに。
せやんなあ。うまいわなあ。「生まれ変わる」と「生きてるうち」も一見逆のニュアンスの言葉で、うまいこと使って引っかかりを生んでいます。
文字数が少ないコトバは洗練されてて良いですね。
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