篠澤裕介
通称"白本" 「勘違いする力」が世界を変える を再読してみた
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通称"白本" 「勘違いする力」が世界を変える を再読してみた

篠澤裕介

自分史上、最も帯コピーを愛している本、それが白本「勘違いする力が世界を変える」です。

その帯コピーはこれです↓

1人ではただの勘違い。
2人では迷いが生じる
3人いれば「勘違いする力」がイノベーションの源泉となる

なぜこれに愛着がわくようになったのか?というのも、2016年、2017年の間、300人くらいを前にした状況で、この本の帯コピーをしっかりとお伝えする、というような場があったからです。そのイベントはテックプランターのキックオフイベント。セミクローズドとはいえ、大企業から200名強、エントリーチーム50弱が集まり、軽く300人がほぼ初対面でつながりをつくることができるイベントでした。その門前で、この帯コピーをしっかりとお伝えする、そういう責任のある立場だったのです。

その冒頭、主催挨拶を務めてわかったのは、「白本」の帯コピーが刺さる人がいること。仲間がまだ少ない人には結構グサグサくるらしいということ。改めて読んでみると、創業駆け出し時期の孤独にじわじわ効くかもしれないなと思いました。

それで、そういうベンチャーには絶対に寄り添って伴走するんだ、と心に決めたのでした。

では、初見の人も多いと思われるので、目次を紹介します

目次
プロローグ
1 ミドリムシで上場したバイオベンチャーの野望
- ミドリムシでなくてもよかった?
- 日本の課題を解決するコア技術で世界に打って出る
- 科学をビジネスに育てる
- 東京五輪2020年、ミドリムシで訪日外国人を驚かせてみせる!

一発目は、丸幸弘のベンチャー伴走最古事例のユーグレナでしたね。

2 分身ロボットが「大事な人とあなた」をつなぐ
- 人と人をつなぐロボット「OriHime」
- 孤独を癒やすために作った寄り添い型ロボット
- 100人以上の協力者を抱えるオリヒメの開発秘話
- オリヒメを世界中に無料でばらまきたい
3 遺伝子で日本人を読み解く
- 「遺伝子の正しい知識を広めたい……」と大学院生で起業
- 遺伝子研究は病気予防と副作用対策を加速させるか?
- 遺伝子解析を「差別」につなげない仕組みづくりとは
- 勘違いと思い込みが育んだバイオ女性社長の経営力
4 リーフレタス日産1万株 植物工場に起きた革命
- 富士市に建った国内最大級の植物工場
- 植物工場のITデータを農業に生かす生産流通革命
- 農業をビジネスに変える「農家出身起業家」の心意気
- 上場目指す農業ベンチャーは「宇宙で野菜を作りたい」
特別寄稿 テックプランター誕生秘話
- 大企業とベンチャーが交わるシリコンバレー
- なぜものづくりベンチャーはいないのか
- 日本の町工場との出会い
- 町工場3500社とつながる
- ベンチャーの危機を町工場が救う:WHILLの事例
- そしてテックプランター始動

案外、まとまって読める場所は少なくなってしまった「テックプランター誕生秘話」があるのは白本だけ!

5 台風発電を実現する垂直軸型マグナス風力発電
- プロペラのない新しい形の風力発電機
- ビル屋上にも設置できるマグナス発電の大きな夢
- 福島原発事故が踏み切らせた「新電力」への挑戦
- 「ガレージスミダ」が打ち上げる下町ベンチャー
6 生体信号で義手を動かす「筋電技術」のすごさ
- 筋電義手とはどういうものか
- 数分で動かせるようになる筋電義手のリアル感
- 筋電技術で人は6本の腕を持つ「阿修羅」になれる
- 電気通信大学発ベンチャーが夢見る「ロボット+医療」
7 腸内環境制御で「病気ゼロ社会」を目指す
- 腸内フローラの魅力に引き寄せられた3人の男たち
- 善玉菌で先行した日本の腸内細菌研究を商売にできるか
- 大便の研究・解析から特製ヨーグルトが生み出される!?
- 「茶色い宝石」で人を健康にするメタジェンの戦略
8 形状やゆがみを瞬時に計測する
- 「縦、横、奥行きを瞬時に」が社名の由来
- シャドーモアレカメラでラインを流しながら計測する
- 四次元センサーが工場検査のあり方を根本から変える
- 嫌々だった社長就任
特別鼎談 本当に強い日本の技術を日本で育てるために
リバネスCEO 丸幸弘 × リアルテックファンド代表 永田暁彦 × ユーグレナ社長 出雲充
- リバネスという培地があって、ユーグレナという花が咲いた
- 必死ではなく、全力
- 「ゼロからゼロをつくる」をやらないといけない
- 領域が読めない未来を見ようと、たくさんの企業が参加してくれた。
- ミドリムシができたのだから、やってほしい

これの出典はこちらです 

http://www.realtech.fund/archives/249

9 ソーラーパネルのお掃除ロボットを開発
- 理系学生ベンチャー勉強会がきっかけ
- 摂氏50度 酷暑の砂漠で働くお掃除ロボット開発秘話
- ハイテクより「ローテク」で商売する未来機会の強み
- 科学ベンチャーを育てる起業ファンドの「でっかい夢」
10 ガンダム型ロボットに現実味を怯える
- 「人を幸せにするために」のロボットづくり
- プリウス技術者参加の人機重機、原型は「バトルロボット」
- NEDOも支援するガンダム型重機開発の「次の一手」
- 「世界中が幸せになるためのロボット」で世界制覇の夢
11 生命情報分析のプロが目指す健康社会
- フランス留学での経験が起業のきっっかけ
- 「30億分の1の違い」からがん発生確率を求める神業
- キャバクラから理研へ異色のバイオベンチャー経営者
- 農業を変えるバイオインフォマティクスの可能性

エピローグ

再読して思ったこと

2014-2016くらいに伴走し始めたベンチャーの事例集として、素晴らしくまとまっています。特になんのために会社作ったか?何を解決したいのか、が肉声で語られていて、後にビジョンや事業方針として突出するものも幾分か含まれていると感じます。

こういう答え合わせっぽい読み方もアリだと思いました。

再確認できたことは、ファウンダー本人だけでなく、コミュニケーター丸幸弘が会話する形式なので、相乗効果で話を広げてるということ。

ファウンダー本人だと、『ここまで言える』みたいなラインが引かれてて、丸がそこを補うパターンもあります。
ぶっ飛んでるファウンダーの場合は、何故それが信用に足るのか?を補填するような役割を期待されてる風でしたが、
さらに上乗せして狂い倒すエピソードもあったな、、、

こういう対話に足る実績作りや、考えをまとめてることが大事なんだな、と思ったのでした。




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篠澤裕介
海ごみ、プロテイン危機、メンタルヘルスなどの課題解決や、深海探査や細胞制御といったフロンティアの創造を仕掛けるサイエンスブリッジマネージャー。2009年より株式会社リバネス。現在、創業開発事業部部長。