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研究ガイドライン(PRISMA,STARDなど)の案内帳(Equator network)

リバネスにおいて、研究の研究的なことをしている篠澤です。「どうしたらこの研究がいい研究になるのか」をメタ的な視点で考えてます。

とりわけ、医療や介護では我流じゃなくて、世の中がそうなっています。エビデンスベースドメディシン(EBM)といって、臨床評価が重要視されていくなかで「いいエビデンス」についてのガイドラインが(諸々の議論をふまえて)作成されているという分野です。システマチックレビューでは、PRISMAが有名です。こういったチェックリストが日本語でも公開されています。

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正直、このガイドラインに沿って研究できるって相当「論文ありきで、やるべきことをバックキャスト」できる、計画性メガ強な研究パーソンであるな、とは思います。(が、何度かやっていけば身体で覚えられるのかもしれないな)

ガイドラインのガイドライン equator network

さて、僕の場合、システマチックレビューじゃなくて、観察研究とかケースコントロールの難しい研究の場合にガイドラインは無いのか?と思ったところから探って見つけました

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なかでも日本語訳がされているもののリンク集がこちら

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ランダム化試験のCONSORT、観察研究のSTROBE、経済性評価のCHEERSなどなどが日本語化されています。

論文のなかでの表現

システマチックレビューで、メタアナリシスだけでなく観察研究を踏まえたりする場合は、PRISMAとSTROBEに準拠して書きます、とマテメソで宣言されてることがありました。

This systematic review was conducted according to the Strengthening the Reporting of Observational Studies in Epidemiology [STROBE] criteria and the recommendations in the Preferred Reporting Items for Systematic Reviews and Meta-Analyses [PRISMA] statement (Liberati et al.,
2009; Wells G et al., 2012).



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