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10ヶ月

皆さん、こんにちは。
まだ6月ですが、気温が高くなり暑くなってきましたね。今年もこの時期がやってきたなと、すでにヒーヒー言いながらトレーニングをしています。これから夏本番がやってくるので、皆さんも熱中症には十分お気をつけください。

2023年8月27日、僕は左膝前十字靭帯を断裂しました。この日から約10ヶ月が経とうとしています。10ヶ月という長い月日が経とうとしている今でも、怪我した瞬間、そのプレー、痛みと膝の衝撃を鮮明に覚えています。膝に電気が走ったような感覚で本当に激痛でした。

この日ピッチを去ってから今日まで、何試合が過ぎたんだろう。数えれば数えるほど、これだけの数の試合に出場できなかったんだ、チームの力になれなかったんだと悔しい気持ちでいっぱいになります。
もちろんこのリハビリ期間は1秒も無駄な時間はなかったし、この10ヶ月でメンタル的に大きく成長できたと思っています。しかし、選手として試合に出場し続けることが1番成長に繋がるし、選手としての評価や価値を高めることになります。それができなかった僕は他の選手に比べて評価や価値が低いし、間違いなく差がついてしまいました。

じゃあこれからどうしていくのか。試合に出場して結果を出し、自分の力で評価や価値を高めていくしかありません。1試合でも早く試合に出場したい。ピッチに戻りたい。そう思いながら毎日トレーニングをしています。
この10ヶ月間、膝の違和感や痛み、逆足への負担、他の部位の怪我など順調に進んでいる中でのブレーキもありました。全く歩けない、膝が曲がらないところからスタートしたリバビリでゴールが見えない辛い時期もありましたが、完全復帰への強い気持ちはどんな時も持ち続けています。
あの時の痛みや衝撃を鮮明に覚えているからこそ、怖さや不安はもちろんありますが、それ以上に試合に出場したい気持ちが強いので、打ち勝っていきたいと思います。

ピッチで倒れ、担架で運ばれたあの日から離れているホーム愛鷹のピッチ。怪我をしてから毎試合バックアップメンバーとしてピッチ横に立ち、プレーするみんなの姿を見て、早くピッチに立ちたいと気持ちが込み上がってきます。きっとピッチに戻るその瞬間は嬉しくて泣いてしまうのではないかと思うくらい、10ヶ月間は本当に長かったです。
何度も言いますが、たくさんのファン・サポーターの皆さんの心配や励ましの言葉のおかげでここまで乗り越えてこれました。本当に感謝しています。ここまで支えていただいた分、次は僕がファン・サポーターの皆さんの応援に応える番です。アスルクラロ沼津に関わる全ての方の目標を達成するために全力で戦います。そして完全復活した僕の姿を見てもらえるように頑張ります。


昨日もたくさんの応援ありがとうございました。遠い松本の地まで足を運んでくださったサポーターの皆さんや、DAZNを通して応援してくださった皆さんには申し訳ない結果になってしまいました。選手にとってもファン・サポーターの皆さんにとっても悔しい試合でした。ただシーズン1年を通して、勝つこともあれば負けることもあります。連勝することもあれば、連敗することもあります。どんな時も熱い声援を送り続けてくれるファン・サポーターの皆さんには感謝しかありません。優勝するチーム、昇格するチームは、1試合負けても次の試合で必ず修正するし、連敗しません。目標達成のために、次節ホームで勝つためにチーム全員で最高の準備をします。これからも変わらぬ熱い応援をよろしくお願いします。

焦らず、慌てず。でも1試合でも早く。ピッチに戻ります。


                  篠﨑 輝和


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