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【ぶらり散歩】圧巻!都内の絶景紅葉スポット ① 小石川植物園
こんな穴場があったなんて…
いや、存在は知っていた。だが、訪れるタイミングを図りかねていた。ボクの生活圏からはやや外れるので、せっかく行くならたっぷり時間の取れるときに、クライマックスをバッチリ捉えたい!だから、今年の紅葉をじっと待ち続けていたのだ。
ここは、東京都文京区 白山(はくさん)。
自然を愛する者なら知っておきたい、都内随一の名所がこんな大都会の一角にある。
小石川植物園
正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」(18文字熟語!)。その名の通り、東京大学の附属施設で、植物学の研究と教育のために造られた植物園。
植物園というと、箱庭みたいな狭い土地や温室にちょこまかといろんな花が植えられているように聞こえるかもしれない。しかし、そんなチンケなイメージは燃えるゴミの日に捨てていただきたい。この植物園は想像のはるか上を行く!!
丁寧に散策すると半日以上かかる。
何せ、敷地内には
・神社(2つ見つけた)
・大小多数の庭園
・度肝を抜かれるサイズの樹木
・池や小川
・温室、冷温室
・木立
などなどが、それぞれゆったりと存在しているのだ。
ここ、本当に東京!?そう言いたくなること請け合い。
しかも入園料はたったの500円。。。なんかすみません。
ここを訪れる際は、「ハイキング」のつもりで来たほうがいい。
事実、普段着ではなくそれなりの格好をした来訪者が結構した。
(もちろんおしゃれ着でも来れるが、履き慣れた靴をお勧めする)
そんな都会のオアシス、小石川植物園の膨大な魅力のほんの一端を紹介していこう。
エントランス付近のメタセコイヤ並木を浮かれながら歩いていくと、左側に最初の絶景ポイントが忽然と姿を現した。
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建物も見逃せない。
こちらは重要文化財に指定されている旧東京医学校本館。もちろん歴史があるし古い建築様式なのだが、温かみがあり異国情緒を感じる。こういう建物が明治〜昭和初期の東京にはたくさんあったわけだが、近頃の高層ビル群や商業施設の何と無機質なことか。
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次に興味深かったのは、「ニュートンのリンゴ」。
またまたぁ、アート作品のようなお茶目な名前を付けちゃって…と思いきや、本当にあの「万有引力」のニュートンの生家にあったリンゴの木の枝が接木された木だった!「本家」の枝は接木という形で、世界各国の科学系施設に分譲され育てられているのだそうだ。何とエスプリのきいた計らい!
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研究施設というからにはラボがあるはず。
ということで、下の写真の右に映る建物が「本館」。この建物は一般立ち入り禁止となっているが、その前(写真左)に物凄い迫力で聳え立つのはヒマラヤスギ。暮らそうと思えばそうできると思わせるほど太く屈強な枝とそれを支えるたくましい幹。その場から感じる生命力は圧巻である。
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時折、気の利いたところに出現するベンチに腰掛け、小休止を挟みながら2時間以上をかけて散策してきたが、小腹が空いてしまった。
ふと見ると、昔薬草を研究するために造られた薬園というコーナーの傍に、食事処のようなあばら屋が(失礼!)。まさかと思い近づくと、やはり食事処だったのだが、堂々と掲げられたメニュー」が輪をかけてまさかだった笑
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まさかこのような場所でカルビ(カルビーと書いてあったので”ジャガイモ?”と危ぶんだが、頼んだらちゃんと肉だった)や、うなぎ(一尾丸ごと蒲焼!)にありつけるなど、誰が想像しただろう…
こういう場所ではやっぱ季節のフラワーパフェとかモンブランでしょ…などと御託を並べているからボクは一生凡人のままなのである。この場所は、我が国随一の天才が集う最高学府の施設であるがゆえ、月並みな発想では務まらない。
よっしゃ、じゃぁいっそ「カルビー丼」にチャレンジしてやろうじゃないの。どう見たってここでガッツリフライパン振り回すようには見えんがね!
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ふと隣を見たら、あ、おばさまも食べてる〜〜笑 人気じゃん。というか結構ガッツリお腹が減るのわかります!たくさん歩くからね。
腹ごしらえができたところで、ちょっと疲れが吹き出したので、いただいた熱い緑茶を口に含みながら頬杖をつき、目を閉じて耳を澄ませてみる。鳥がなく、子供が歓声を上げて走り回る、虫の羽音が近づく…
牧歌的な雰囲気に胸いっぱいの幸せが広がる午後。
初めて訪れたけど、体と心がずっと来たがっていたような気がする。
遅くなってすまん。
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この後は、夕方にかけてさらに別の庭園で紅葉を満喫するつもりだ。
今日は秋を目と心に焼き付ける日。
それでは、また次の紅葉散歩でお会いしましょう。
■施設ガイド
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★Google Mapで検索する際は、小石川植物園ではなく「小石川植物園正門受付発売所」で!
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