夢の世界で見たとある私の話

言い換えればひとつ平行世界、あったかもしれないifで、現実じゃないうその物語。

あくまでも夢日記なので内容が断片的なのは許してください。


その世界の私はごく自然に人間として生まれ、人間として生きていた。

とはいえ私は私に変わりないため極度の無口で人見知りなことは同じだった。
家族構成は主に母親と妹。まあまあ貧困な上に機能不全。
決して家族仲は悪くないのだが、母親が鬱病で所謂ネグレクト状態だった。

私は学校に通っていたけども、勉強も運動も嫌いでお絵描きばかりしていた。
宿題未提出者として小学校卒業の日まで黒板に名前が張り出されてたり。
少食故に絶対食べきることができない給食も好きではなかったが、家庭でちゃんとした食事が出される事があまりないのだから食えるだけ食っとけよと今になると思う。

とにかく朝起きれなくて遅刻常習犯の末に中二で不登校になっていた。部活動なんかも1年の前半のうちに行かなくなっていたし。
ただ寝るかネットか絵を描くかだけで穀潰しな生活をしていた。
高校は通信制でマジで何もしてなかったので言うことなし。
そんなこんなで高卒の無能人間が出来上がりましたとさ。

真人間の私はなんでか知らないけどいつからか「神様」になりたがっていた。 別に人間から崇め奉られたいというわけではなく万象を意のままにできるような、全てを知り尽くせるようなそういう上位存在になることを夢見ていた。
故に夢でリンクしたのだろうか?真偽の程は不明だが。

厄神である私が夢を自由に渡り歩くとはいっても見に行く夢を選べるわけではない。足を踏み入れてみないとその世界の様子はわからないし、夢の流れが強すぎると抜け出せなくなることもある。
たまにこういった別の世界の私と思しき夢に繋がることもある。本当に稀な事なのだが。

もしも自分が純粋に人間として生まれてきていても生き方は似たようなものなのだなと痛感した。まあ、それも可能性のひとつに過ぎないのだが。
立派な神様になれている世界の自分を拝んでみたいものだ…。

所詮は夢なんですけどね。

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