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困難に直面した時のFIRST ADE|ニーバーの祈り

ニーバーの祈り|ラインホルド・ニーバー

神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

O God, give us serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.

ニーバーの祈りは、アメリカの神学者ラインホルド・ニーバー(1892–1971年)が1943年に教会で説教をした時の言葉です。
題名はなく、「ニーバーの祈り」というのは通称です。

第二次世界大戦中は、この祈りが書かれたカードが兵士たちに配られたそうです。
また、戦後はアルコール依存症克服のための組織「アルコホーリクス・アノニマス」や、薬物依存症や神経症の克服を支援するプログラム「12ステップのプログラム」に採用され、世に広まったといいます。

あちこちで引用されているせいか、言葉や順序が異なるバージョンがあったり、長いバージョンもあるようですが、伝えようとする内容はどれも変わりません。

勇気と、冷静と、知恵。

誰もが持っている3つの要素について、使い道を教えてくれる深い言葉ですね。
神へ祈らずとも、自分に言い聞かせる言葉として素晴らしいから、世界中に広まったのでしょう。

FIEST AIDの意味は“応急措置”です。
あなたの心を完全に癒すことはできないかもしれませんが、ほんの一時でも、本来の自分を取り戻す一助になれば幸いです。

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