自分の願望と”場”の重要性を改めて考える【東雲日記】

自分の思想がたっぷり詰まった原液です。本当に日記みたいな感じです。自分だけのコンテキストが多く詰められているので、分からなかったら自分に直接聞いてください。

VRは沼を作り出しやすい環境であると考えている

沼というのは、オタクの使う言い回しのなかで、なにかにハマることを底なし沼に例えている言葉である。

個人的には、なにかにハマるのは精神衛生上健康にいい。感性を揺さぶられる経験は定期的することで退屈さを紛らわすことも、創作意欲が湧くからだ。

とくにVRCに限らずVRは感性も創作意欲も沸き立ちやすい。

まずは、VRが慣れない環境である。慣れない環境ならばいつかは慣れて意味がなくなってしまうのか?それは違う。

VRが一番刺激されるのは手に取れる形で制作物が出てくることだ。現実においてもDIYで手に取るという経験をすることができるが、VRでは物理から解き放たれるという環境下でできる。マシンパワーやソフトウェアの制約は存在するが、現実とは別のレギュレーションでできることは選択肢の幅が持たせられる。

沼を作り出す人と沼に浸ってもらう人の共犯関係をいかに作り出すのか

沼の元となるコンテンツを作り出す人とコンテンツを遊ぶ人の関係は大事だ。

コンテンツは作るだけでは、ただそこに存在するだけである。製作者は作ることで満足するならいいが、遊んでもらいたい、見てもらいたいという意図を込めて作ったのであれば辛い。

もっと言えば、そもそもコンテンツを作り出すというところまでたどり着くのも難しいものである。0から作ってみようと思い作れるところまでたどり着けるだけども大きな一歩である。

今の触れた内容は、自分も関わっているWith VRの目的は近いところにあると思っている。(この目的をとくに推しているのはとーたさんである)

With VRのやり方は作りたいという意思を持った人に向けてのやり方だ。だけども、もっと広げて考えるとなにか面白いことないかなって思う人を焚きつけることも考えなければならない。

なにか面白いことないかなって思うときに、動く人と動かない人がいて、動かない人が多いのはなんとなく思い浮かぶ。(VRCにいる人はわりと動くと思うが)

だから、乗っかりたいと思わせるところ狙わないといけないわけだが……うん……そこらへんの知識、経験まったく分からない……

しかし、仮説を立てるするならば好きを肯定してもらいたいことなんだろうかって思う。

好きなことを肯定してもらいたいし、もっと伝えたいって思う人はいるのかなって考える。

好きということは大事だ。コンテンツが飽和している世の中である。飽和している中でコンテンツを選ぶのかという根拠には、肯定されたいと伝えたいことが大なり小なり入っている。悲しいときは、誰かに悪意を向けられたときと誰も認識してくれないときだ。だから、肯定する誰かがいてほしいし、伝えたいという思いが入ってくる。

後は、どの世界観で達成するかの問題だ。世界観を表現してしまえば、技術の成熟はそこまで関係なくて、ただ存在しているだけでいいとみなせる。

世界観を成立させる動きを促すことが人を焚きつけることへの回答の一つなのかもしれない。

焚きつけるというと言葉の印象が悪いようになるが、そもそもイベントを運営する側とイベントを参加する側は共犯関係だと思っている。だから、運営側としての気持ちが入るなら焚きつけるという言葉を選ぶのが適切だ。

焚きつけるってことは火を扱うということで、具体的には人間関係がこじらせてという意味で大やけどするのですが……

話を戻して、世界観を作ることはVRSNSは強い。アバターは単独で世界観を成立させる力を持っており、ワールドはもっと強力だ。ワールドは一つずつ単独で存在しているのだから、存在の補強が現実よりも遥かにハードルが下がる。

しかし、好きを扱うことはリスクがある。好きは反転して嫌悪に至ることもある。しかも、反転した人が発言する言葉は、野次馬精神で来る人の意見よりも耳が痛い。実態に即した言葉であることもあるからだ。

ズレないようにしていかないとうまくできないので、好きを扱うのは難しい……

自分は焚きつける人でいられたらなって思う

VRCでは幸いなことに環境に恵まれているので、誰かといることに困っていません。

環境へのお礼と言うべきか、パワーを受け取ってなにか面白いな、乗っかりたいなって思うことをしていきたいと思います。自分だけだと無力だから色々巻き込んでしまいますが、せめて巻き込まれてよかったと思えるぐらいには尽くしたいと思います。

人を幸せにするだとエゴまみれだし、人の心を気にしすぎることになってしまうので不健全かなって思うのですが、楽しんでいる自分の姿に乗っかりたいと魅力的に映っているならばありがたいかなと思います。

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