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夏の宵


茹だるような暑さが少しおさまる宵の時。

仕事が終わって、家に帰れば窓から見える空の色。
美しく広がる淡い色の移り変わりに、
さっきまであった心のささくれが、
一気に取り払われる。

いつものようにビールを煽って
アルコールで今日の出来事を取り払うのは
少しもったいなく感じて、夜の帳が下りていくのを
眺めながら、穏やかに吹くかぜに揺られてみる。

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