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「澪標」の連載を終えて

 皆様、こんにちは。may_citrusです。

 たくさんの方々のスキ&コメントに支えられて、無事に「澪標」の連載を終え、創作大賞2022に応募することができました。構想にかなり時間をかけたにも関わらず、実質1ヶ月で執筆を終えられたので、スローライターの私としては異例の速さでした。これが可能になったのは、拙い文章でつづられた話を追いかけて下さった皆様の存在あってのことと思います。本当にありがとうございました<(_ _)>。

 以前から、私の話を読んでくださっていた方はお気づきだと思いますが、「澪標」は、「ピアノを拭く人」の番外編です。

 「ピアノを拭く人」を執筆していたときから、同時代性の強いもの、現在を生きる自分だからこそ拾い上げ、記録できることをテーマにしたいという思いは一貫していました。

 そして、「ピアノを拭く人」で描けなかったコロナ禍の恋愛に取り組みたいと思って執筆したのが「澪標」です。コロナ禍で、当初は予測していなかった関係の変化を経験した恋人たちの声を拾いたい、そして不倫に正面から取り組んでみたいという思いに突き動かされていました。

 不十分な点は多々あり、もう一度取り組まなくてはという思いがあるので、近いうちに再び挑戦したいと思っています! オンライン婚活など、盛り込めなかった要素は多々あるのです……。


 執筆中、よく聴いていた、はいだしょうこさんがカバーした今井美樹さんの「PRIDE(プライド)」をご紹介したいと思います。はいださんの高い歌唱力と表現力、優しく寄り添って支える小原孝さんのピアノ伴奏が本当に素晴らしく、インスピレーションをたくさんいただきました。

 海宝課長をひたむきに愛した澪は、こんな気持ちだったのかなと思いを巡らせながら、ひたすらノートパソコンのキーを叩く日々でした。


 そして、「澪標」で重要な役割を果たした香水ですが、執筆中は私も澪と同じようにロクシタンのエルバヴェールを使い、枕にサムライ アクアクルーズを吹きつけて眠っていました。私は、香りに刺激されて、いろいろなアイディアが湧いてくるので、2つの香りには本当にお世話になりました。


 次の話も、音楽、香り、そして皆様のスキとコメント、素晴らしいご投稿に知的刺激をいただきながらの執筆になることは間違いありません。noteで才能あふれる素敵なクリエイター様たちと出会えなければ、生まれなかったアイディアにわくわくしながら書ける幸せに感謝する日々です。


 皆様、このたびは本当にありがとうございました。新型コロナウイルスの流行はまだまだ続きそうなので、くれぐれもご自愛くださいませ。

 私はこれからも、この時代を生きたからこそ拾える思いを探しながら、細々と書いていきたいと思いますので、今後とも何卒宜しくお願いいたします<(_ _)>。


                           may_citrus