マガジンのカバー画像

長編小説「出涸らしのティーバッグ」

9
「澪標」鈴木澪が、海宝航と別れた後、コロナ禍で婚活を開始します。制約のある状況下で、相手とオンラインでの対話を重ねながら、澪は自分が求めているものを明らかにします。
運営しているクリエイター

#新型コロナウイルス対策

連載小説「出涸らしのティーバッグ」第3話

3-1  真っ先に返信してくれたのは理央さんだ。限られた情報しかない状況下で、早い返信は相…

may_citrus
1年前
86

連載小説「出涸らしのティーバッグ」第2話

2-1  夕食後に黒豆茶を味わうのは至福の時間だ。壁に背を預けてベッドに体育座りをし、湯気…

may_citrus
1年前
89

連載小説「出涸らしのティーバッグ」第1話

1-1  カーテンの隙間から朝日が一筋射している。額を温める春の陽に、私は目を閉じたまま眉…

may_citrus
1年前
104