No.06

現在の担任の先生は、私が2年生の時お気に入りだった人。いつも話しかけてくれて授業も緩くて。
だから3年生の担任はその人がいいとお願いした。
そうしたら本当に叶った。
すごく嬉しかったのを覚えてる。
最初の頃はとても楽しく、浮かれていた。

しかし、一緒にいる時間が長いと嫌な一面が見えてきた。私の理想の先生ではなくなった。
一度嫌になってしまうとさらに嫌なところが見えてくる。私が他人に求めすぎなところもある。が、期待させた彼も悪いと思う。「こうしてあげる」「ああしてあげる」と言うのは容易い。
彼は自分の悪いところに気づいていながら、直す努力をしなかった。それに傷ついた。とても。

嫌なところが見えるのは仕方ないかもしれないが
嘘をつかれるのは本当に許せなかった。
何度も何度も何度も何度も。
私は嘘をつかれても気づいてしまう。
気づきたくもないのに、傷つけられた。
私は嘘をつかなければいけないような相手でしたか?
彼にとってはそうなんだろう。

彼のために何度も言った。
「嘘をつかないで」と。
彼のためだと本気で思って。
嘘をつく人はそのうち人が離れていく。
人は学ぶから。
私がその1人である。

自分を傷つける人との関係は切るべき。
それで相手が「無視される」だの言っていても
先に傷つけたのは、裏切ったのはお前だ。
と、心のなかで嘲笑おう。
私は今の担任にそうしている。