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仕事の成果とはトレードオフをいくつ乗り越えたかに尽きる

YouTubeの更新を止めているにも関わらず、「最近更新していないですね?」とか、特に誰からも言われません。なぜなのでしょうか? 見て欲しいそろそろ。

さて、今ちょうど会社で日報を書いていたので、ちょっとササッとメモがてらNoteにも書いておきたいと思いました。タイトルの件。

仕事の成果ってのはひとえに「トレードオフをいくつ乗り越えられたか」に尽きると思っています。これはかなり前から大切にしている考え方なので、ちょっとどういう意味かをかんたんに書き残しておきたいとおもいました。

トレードオフとはできる/できないの分岐点に出現する

短期間でありえない高品質なアウトプットをするとか、低予算なのに華麗に複数のアウトプットを出しちゃうみたいな。そういう人っているじゃないですか。そういう人たちって「トレードオフを乗り越えてる」んですよね。つまり、ごくごく普通にそのプロジェクトを推進することを考えた時に「できなそう」と思われるようなことを大量にやっているんです。それこそが「期待を超えた成果👏」として認定されるのです。

では、トレードオフに負けるとはどういうことか? シンプルに、その期限ではできません。その予算では到底できません。その品質をこの短期間では不可能です。と、プロジェクトを放棄していくことになる。すると、どこに流れ着くか? 簡単です。平均点かそれ以下にしかたどり着くことはありません。

つまり、トレードオフは、できる/できないの分岐点にいる人が意思決定に迷う瞬間に訪れる壁の一種なのである。この期間を優先したら、品質が下がってしまう....どうしよう。品質を上げることを優先したら、予算が当初予定よりも大幅に上がってしまう....どうしよう。予算を下げろと要求されたが、それでは期間も伸びて品質もダウンしてしまう....どうしよう。

といった、誰しも出会ったことがある局面。プロジェクトにおける変数のバーは望んでも望まなくても密に連動して動いていってしまうのだが、この状態こそがまさに業務でよくあるトレードオフなのだ。

トレードオフを超えるアイディアをひねりだすのが仕事

しかし。ここで「じゃーやったるよ!」と意気揚々と単に労働時間に逃げては絶対にならない。毎日徹夜で働く、土日も全部働く、こんな働き方ではいけないし健康を害して終了するし、何よりサステナビリティのレベルが低いためいつかは必ず沈む運命なのだ。(成果の先食いと呼ぶ)

そうではなくて、トレードオフを真に乗り越えるためにはなんらか乗り越えるためのアイディア(創意工夫)がそこには必要なのだ。どういったアセットを活用し、どんな進め方をしたらこの問題はこの当初条件以上でクリアできるのだろうか? ということを考えて、徹底的に、誰もが思いつかないような工夫をしてほしいのだ。それがプロフェッショナルの仕事なのです。

何度でも繰り返すけれど、トレードオフに出会ってそのまま「うーん、じゃー予算を守ることが大事だし納期はしょうがないか。」なんて言うノリで自然に意思決定するようになっていたら、あなたはきっと平均点までしか取れないし、組織の成長は鈍化していってしまう。(なお、パワーによって単に無茶ぶりを繰り返して残業を強要するたぐいの事象ではない。あくまでクリエイティブの話をしている。)

だから、トレードオフに出会ったら喜ぼう。成果を出すチャンスだと。徹底的に正しくトレードオフの壁にぶち当たり、両方を超えうるクリエイティブな方法、知恵をひねりだす。そこを徹底的に考えて実行するべきなのだ。

だから私は私で旅行会社のCEOという立場・役割から、多くのCEOたちがぶつかってきた大量のトレードオフを創意工夫によって乗り越えていきたいし、チャレンジしていきたいと思っている。今眺めているだけでも、旅行代理店事業におけるトレードオフは本当にたくさんある。しかしそこを責任もってやりきりたいと思っている👏 (なお、YouTubeのトレードオフは乗り越えられなかったんですか? とは言わないようによろしくお願いします)

以上、日報から肉付け転載でした。

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