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ひとり地味観 大阪あみかけみぎしたツアー②

[前回の続き]

 喜連住宅前、喜連西池とあみかけ「繁華街」を探索したものの地図上には現れない商店街を発見することができませんでした。そりゃそうなんです。大きなスーパーができたら、客はそっちへ行きますよね。でも、スーパーができても、営業している個人商店もありますよね。そう考えると、何かやりようがなかったのか。スーパーがなくなったら、みんなどうするだろう。

 ぼんやりとした閉塞感と繁華街たちのさびれっぷりにちょっぴりセンチメンタルになってバスに乗ってしまったのです。

 行く当てもなく、終点の出戸バスターミナルに到着です。ところで、バスターミナルってワクワクしますよね。小さい頃よく行ったんです。バスターミナルに。

 いろんな行き先のバスが発着してて、このバスに乗って終点まで行ったらどんな景色がひろがってるんだろう……小さい頃、そんな妄想をかきたててくれたのが、バスターミナルでした。

 現在、大阪市内にバスターミナルは、この出戸バスターミナルと北巽バスターミナルだけになってしまいました。かつては、歌島橋バスターミナル、弁天町バスターミナル、南港バスターミナルなどもありました。写真は平成23年の大阪市バスの路線図です。歌島橋と弁天町のバスターミナルがありますね。

写真は、2020年に撮影した、弁天町バスターミナル跡の姿です。

生き残ったバスターミナルでも、北巽バスターミナルにはわずか2系統しか発着しません。バスは時代の波に流されるしかないのか………どっこい、この出戸バスターミナルは、まだまだ元気です!まさに大阪のキングオブバスターミナル!

 堂々の11もの系統が発着します。大阪駅前の19には及ばないもののバスターミナルとしては最多です!って2つだけやん。バスターミナル。ところで、バスターミナルに来たおかげで、ワクワクを取り戻しました!じゃあ、次、行ってみよう!というわけで、バスターミナルにほぼ隣接しているイオン長吉店でゆっくりしながら作戦会議をしよう!

喫茶店は見当たりませんでしたが、100円パンで有名な阪急ベーカリーがありました!\(^o^)/パンとカフェオレで作戦を練り練りしました。パンだけに。

 出戸バスターミナル発着のバスのうち、点線で表されている路線に注目しました。点線は1時間に1本以下の運行になっている路線です。いわばバスのローカル線ですね。そのローカルバスに乗って、あみかけ「繁華街」を訪ねてみようと思い立ちました。あっ、点線バスを乗り継いで旅をする「大阪点線バスの旅」も地味観ツアーとしてやってみたいですね。

点線バス9系統で、加美南5丁目を目指すことにしました。加美にもあみかけ「繁華街」があります。

まずは、加美南5丁目で降りて、ピンクの矢印のあみかけを目指します。というか、バス降りたら、すぐでした。

 なんだかもう、商店街だったかどうかよりも、藤本さんが今、どうなっているのかが心配になってきました。次へ行きましょう。次は、ブルーの矢印の部分、加美鞍作(かみ・くらつくり)東の交差点付近です。

信号のところが、加美鞍作東の交差点です。確かに営業している商店もあります。なんだか嬉しい。というか、ほっとします。でも、国道沿いにお店が並んでいるだけで、商店街ではなさそうですね。青矢印のあみかけ繁華街は、川の方にも伸びています。それが次の写真です。

 写真の奥を左から右に向かって川が流れていて、木が植わっているところが橋になっています。ひょっとしたら、両側に商店があったのかもしれませんね。なぜか左側だけ住宅になってますね。もう商店街であることをやめてますね。

余談ですが、加美鞍作東付近で見つけた物件です。「曦」という文字は、半世紀以上生きてますが、初めて見ましたね。ご想像の通り、読み方は「ぎ」で、意味は「日の光」という意味だそうです。次は、みどり矢印が付いている、加美西のあみかけを目指します。

加美西1丁目のあみかけ付近です。ここも相当昔は、商店が立ち並んでいたように感じますね。残念ながら、商店街どころか、商店も少なくなってしまってますね。

これで、今回のあみかけツアーは終了。あみかけに商店街は隠れてなかった。ということが分かりました。で、最後のあみかけ地点(加美西1丁目)からすぐ近くのパチンコ屋さんのうらにありましたよ。昔懐かしい看板が。

マルフクは、電話債券を担保に貸金をするというビジネスモデルだったよね。電話債券はなくなり、いまや携帯になってしまって、ビジネスモデルは成り立たなくなりました。ビジネスはいかに時代に合わせていくかということが大切ということなのでしょうか。

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