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お金がなくても

さいきん、一周まわって夫とあちこち出かけるのを楽しんでいる。

京都市バス230円やそこらあたりで、結構郊外感や出かけた感があるところに行けるからいいね。

先週は阪急160円で河原町まで行って徒歩で将軍塚、帰りはバス230円。

今週は京都市バス8番で栂ノ尾。
鳥獣戯画で有名な高山寺は前回いったので訪れず
今回の目的はハイキングなので、川沿いに清滝~嵐山。

途中、つくっていったソーセージいりサンドイッチを食す。

川沿いの道は自然感たっぷりでかといってハードすぎず
「日本昔ばなし」や好んで読んだ民話に出てくるような
乙女が沈んだ淵とはこんなとこかな、と思わせるようなところがあり
勝手に思いを馳せるのがたのしい。

枯葉落ち葉で覆われた、山からの染み出てくる水で濡れた道を歩いてゆく。

夫の背をみながら、「なんでこんななんてことない道行がたのしいのだろう、でもたのしいなあ」と思う。
「お金のかからないこういうことがたのしい、と夫婦で思えるのがいいなあ」とも。

どちらかが、お金がかかるゴージャスな余暇、ステータスを感じられるアクティビティに価値を見出していたら、そうはいかないよなあ。

シャワー程度だけれど雨がさわさわと降ってきたり、
歩くのは清滝までと思っていたら夫の目標は嵐山まで
それがこれまで歩いてきた道のり以上の距離と知って不機嫌になったりしもしたけれど、はじめての嵯峨の道は思いがけず趣があり、よかった。嵐山に着くと、あまりの人出にうんざりとしたけれど。

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