指はだいじ
こないだ「やくざと着付け」という話を書いたとこですが
それに関連する話を思い出しました。
着付けの話をしてくれたときに、彼が
「帯を締めるときに、小指がないから力がはいらんでなあ」
と言っていたのです。
彼は左手の小指と薬指がない。
右手は小指がない。
「そうなんだ、小指がないと力はいらないんだ。
小指って、ささいなようで大事なんだなあ。」
そう思って小指を曲げてなにかを引っ張ってみようとすると
たしかに小指も加えたときより、力が入らない。
「九州のやくざはもっときつくてな、足の親指落とすこともあるんやって。
そしたら、もうちんばや」
わあ、それはキツそうです。
身体のつくりには、意味があるのだなあと思い出す話です。
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