みかけでひとを判断するのはやめよう

日本でも外国でも、
とくに車のディーラーや高級家具店などで
お金持ちだけどTシャツに破れジーンズ、サンダル履きとか
作業着のままの社長さんだとかをぞんざいに扱って
みすみすライバル店や、きちんと対応したひとに客とられたりという話はよく見かけます。

こないだ読んだ米国人女性の経験談でも
そのひとは上級の法務弁護士で
とある案件に急に呼び出されてカジュアルな恰好で行ったら
下っ端と勘違いした若造からいろいろと下に見た発言や「アドバイス」されたのち
ミーティングになり、彼女が中心人物と知って卒倒しそうになっていたとか

転職の面接にきた男性が
上司となるべき女性を事務員と勘違いして
偉そうな態度とってコーヒー飲んだ紙コップ捨てさせようとしたりして
即刻サヨウナラ言われたとか
こういう話は枚挙にいとまがないですね。

もちろんTPOに合った服装や振る舞いはするべきだけど
弁護士の女性のように急な呼び出しできちんとした服でいく時間がなかったり
買物なんて、個人の自由なカッコでいいですよね、ドレスコード設定されてない限り。
まあそれで、一休さんのエピソードのようにひとの本性を知ることができることもあるね。

わたし自身、いまの会社で働きはじめてしばらくして
何回か人を募集することがあった。
わたしが面接の中心人物で
わたしの意見が重きをなすのに
40歳代以上のひとたち、男性も女性も
わたしが率先して案内したり、お茶いれたりしてるから
下っ端と思ってそれが態度にでていた。

40歳代の女性は
単にその場にいたので
部長の思いつきで面接に参加させることにした、
カジュアルな恰好した50歳代のおじさん契約社員に
「社長さんでいらっしゃいますか」
と媚び媚び。
あ~、こりゃねえなあと思った。

50歳代のおじさんは
彼が娘っ子と思っていたであろうわたしが
「今日は来ていただいて、ありがとうございます」
と話をしはじめると
(なんでおまえが偉そうに言うねん。おまえに用ないわ)
的な顔をして眉をひそめた。

年齢、恰好、えらそうにどっしりしているか、こまごま動いているかなどで
ひとは判断しがちだけれど
思い込みでそのひとを自分より下だと決めつけると
自然と態度にでてしまいます。

だから若い人よ、
今後いろんな場面があるでしょうが
とくに面接の場面では
後ろでおとなし気に座っているおばさんが伏兵、
陰の意志決定者かもしらんのだし
ゆめゆめ、自分の思い込みで勝手に身分設定してはいけませんぞ。

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