2年後、3年後が怖い

人間というのは社会性をもった動物である。
故に一人で生きて行くことはとても大変だ。もちろん、無理をすれば生きているだろうが基本的にはできない。
引きこもりや独居者は一人ではないかと言うこともあろうが、もともとは社会性も持ちながらそこから離脱していったものでしかない。
それはさておきだ。

このコロナ禍により、人と接する機会が減り、マスクをつけ消毒を頻繁に行う。
確かにコロナ対策としては有効で感染者数を減らしている。
ところがだ。人間というのは体内に抗体というものを持ち外部から侵入してくる異物に対して抵抗し自らの体に危害が及ばないようにしている。
ワクチンというのは、その抗体を体内に作るために接種しているのだ。

ワクチンというのは人工的なものであり故に時おり副作用としてアレルギー反応を起こすこともある。
それとは別に自然物と接触することで微量に体内に取り込むことで抗体をつけていくということもある。というよりほとんどの場合がこれなのだ。
そしてそれにより作られた免疫機能が常に感染を防ぐように働いている。

しかし、ここまで完璧に感染源に接触させないということを長く続けていると、その免疫機能が低下してしまっていることになりはしないのだろうか。
もちろん、これだけ厳密なことを続けていけば体内に入れないということで防げるだろうが、実際そんなこと継続していけるだろうか?
今でもマスクするのが辛いとか出掛けられない外食もできないと騒いでいるのに。
一番問題なのは消毒液の使いすぎで、手掌部にいる常在菌などもほぼいないのではないかとすら言われている。

今後、終息宣言が出てマスク着用なら外出制限などがなくなった中で、突然、感染源との接触が多くなった時、免疫機能が低下した人間はどこまで耐えられるのだろうか?
なにより免疫機能は一朝一夕でできるようなものではなく、2、3年後に何か新種の感染源が出たとき怖くてたまらない。

ありがとうございます。どうぞご贔屓に。