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届いた矢文が火矢だったの巻

前回のnoteを書いた翌日、文中で言及した棒手裏剣教室にお越しになっていた女の子のお母さんから、Ninjackの問い合わせフォーム(矢文フォームと呼んでいます)宛にメールが来ていました。

その矢文には、こんなことが書いてありました。

・娘が忍者に興味を持って「忍者が見たい」と言い出し、イベントやスポットを探していた時に出会ったのがNinjackだったこと
・Ninjackのサイトがなければ、娘は忍者に「なりたい」と言うまでにはならなかったであろうこと
・Ninjackさんの存在が確実に娘を忍者好きに育ててくれたこと

嬉しすぎる…(泣) めちゃめちゃ嬉しいじゃないですか…

4年前、こんな忍者サイトがあったらなーと好きの延長で、給料と休日を全部充てて全国を駆け回り、夢中になって作ってたサイト。今ではいろいろあってほとんど更新ができてないし、もともとそこまでPVもありません。だけど、こうやって自分が好きでやっていたことが誰かのためになっていたんだなって思うと…これほど幸せなことはありませんよね。このままだと化石になってしまうので、どこかでちゃんと運営できるようにしたいものです。

で、この嬉しい矢文をいただいたときに、趣旨としてもう一つ書いてあったことがありました。それは”今後人生かけて取り組んでいきたいな”と思える内容でした。その内容とは…

・「忍者になりたい」と言う子どもに「早く目を覚ましなよ」という大人がいること
・そんな中、三重大学が忍者研究に取り組んでくれて、それによって忍者が国立大学が本気で研究するに値する価値のあるものになったということ
・そこで学んで発信してくれる嵩丸さんの存在は、子どもを応援する親の立場としても意義があると思っていること

ただ好きでやってただけだったのでそこまで意識していませんでしたが、「そっかぁ、そんだけの責任があるんだな」と背筋が伸びる思いでした。

今も日本中に、世界中に「忍者になりたい」って思っている子ども達が何人もいたとして(ってか男の子とかは多分みんな一回は忍者になりたいって思ったんじゃないでしょうかw)、忍者はフィクションのイメージだったり、実際にちゃんと食っていけるような仕組みがないから、普通の大人には止められちゃうんでしょうね。そりゃそうですよね、大学出ていい企業に勤めた方が人生安泰じゃんってなりますよね。

だとしたら、やっぱり今バリバリ忍者として働いている誰かがその仕組みを作っていかないといけないんだろうな、と。忍者が好きでたまらない子どもが大きくなっても、大好きな忍者を続けられるような仕組み。めちゃめちゃに難しいけど、これは取り組むべき価値があることだと思っています。

前からどうしたらそんな世界が訪れるのかって考えていましたが、最近「こんな方法でできないかな?」っていうアイデアがあって、ちょっとずつ準備を進めています。仕事に勉強に忙しすぎてなかなか手がつけられないけど、誰かがやらなきゃこのまま停滞しちゃう気もするので、やるべきことはやりつつも時間見つけて進めていきたいと思います。

そして、このお母さんの娘さんが大きくなる頃には、忍者として楽しく、カッコよく、金銭的にも申し分ない形で活躍できるような社会になっているようにしたい。ふと届いた矢文は、自分の中の情熱を燃やす火矢だったのでした。

最後まで御読み頂き忝く存じ奉り候。 忍者のことしか書いてなくてすみませぬ。 更に忍者の詳しい情報はこちらでどうぞ〜 https://ninjack.jp