地平線【詩】
広い草原の向こうには地平線
周囲に高い山もなく
森もないような平野だから
空と地面との境目が真っ直ぐ水平に広がっている
今 頬で感じている風が生まれた場所は
高い空の上のほうではなく
きっと あの地平の線の隙間なんだろう と
僕は 勝手に想像してみる
でも 風は
「そうではないよ」と
そっと 囁くように語りかけながら
吹いてくる
(20220422/私之若夜=しのわかや)
※これは以前投稿した記事の再掲です。
全体の形式を変えて改編してあります。
画像はCanvaからいただきました。