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宇宙逃避行【詩】

割れた歴史の隙間から
黄色い火の粉が吹き出せば それは
夏の向日葵ひまわり花弁はなびら
赤くシニカルな嘘で飾る日々


眠れる親指 秘めた想いに
砕けた星の欠片を溶かせば
深紅しんくの火の粉を吹き上げて
夜空はスワンを映し出す


遙か スピカを飛び越えて
ふと思い遣る 遠き故郷ふるさと



(20240712/私之若夜=しのわかや)
※画像はCanvaからいただきました。