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短歌ノート

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小さな歌の寄せ集めですが、塵も積もれば何とやらで、そのうち大きく育つでしょうか。
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2022年7月の記事一覧

雷雨【短歌】

ちぎれ雲流れる後ろに黒雲がゲリラ雷雨を連れて湧いてくる ヘリコプターばりばりばりと飛んで行く雲に追われて東の方へ 降ってくる前の匂いを誰かしら言っていたよなペトリコールと * 宵の口 急に近づく雷鳴と雨に消された猛暑の世界 (20220728/私之若夜=しのわかや) ※画像はCanvaからいただいています。  

持論*詩論【短歌】

詩人というひとりぼっちの存在は読者のお陰で生かされている 文章をおくる相手がいる僕は詩人になれない〈綴る木偶の坊〉 傲らない競い合わない卑下しない(評価するのは君だけだから) * 詩人でも歌人でもない凡人の戯言を読んでくれてありがとう (20220715/私之若夜=しのわかや) ※画像はCanvaからいただいています。  

使いよう【短歌】

五七とか七五で対話が出来ている(七七なども織り交ぜながら) つい詠う。これが体に染みつくということなのかと呆れてしまう 「いつもの」とカクテルバーで言うように              魚屋(ととや)で頼むマグロ中落ち * かっこよく言っても全然かっこよくない場違いな その決め台詞 (20220712/私之若夜=しのわかや) ※画像はCanvaからいただいています。