未来はいつも面白い

元々「若いころに戻りたい」と思うタイプではなかったが、最近さらに「あぁ、歳を取ってよかったなぁ」と思うことが多い。
一つは未来に対する絶望が減ったことである。

今年42歳の自分だが、幼稚園時代から常に何かを推す人生を過ごしてきた。
35年を超す推し活生活、そうなると必然的に「推しの解散」を何度も経験する。
SMAP、SURFACE、U-turn…解散時はとてつもない絶望を覚えたものだ。
今回、ほぼ毎日身近に感じていたコマンダンテの解散の報を聞いたとき、似たような感情を抱いた。が、絶望度合はそこまで大きくなかった。
現時点で離ればなれになっても、未来はどうなるかわからないことを既に知っているからである。

上に挙げたSURFACEであるが、実は解散の8年後、再結成をしている。
私の記憶が確かであれば、解散理由はギターの永谷さんが「これ以上は続けられない」と申し出たことによる。
Vo.の椎名さんはラストライブでも未練たっぷりで、可能であれば解散したくないような素振りを見せていた。
切ないなぁ…上手くいかないもんだなぁ…と悲しく思った記憶がある。
その8年後、再結成。
2枚のアルバムもリリースして、5/19には新曲も発売(嬉しい)
楽曲自体も8年のブランクを全く感じさせず、あのころと同じように楽しめている。

要するに、自分の年齢を重ねたことで、コマンダンテもまた再結成するかもなぁ、すればいいなぁ…と気長に待てるようになったということだ。
そういう前例を経験しているから。
必ずしも悲しい未来ってわけではないってこと。
M-1挑戦権も1回残っているしね。

表題の「未来はいつも面白い」という言葉は爆笑問題 太田さんの座右の銘である。
本当にその通りである。
大抵は自分の予想を超えるおもしろ展開に満ち溢れている気がする。
そんな未来を楽しみに、今日も過ごしていこう。

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