自身の退職と、やっちゃんと。

昨日、15年以上勤めた会社を辞めました。

こう書くと何か物騒な表現に見えるけど、何てことはない、ただの転職である。しかも異業種への転職なので、まわりもとやかく言わず、非常に円満に、あたたかく退職することができた。
とは言え、15年以上勤めた会社を辞めるにはそれなりの紆余曲折があったわけで。異業種への挑戦~なんてカッコイイ言葉だけで片付けられない理由もあった。
そんな自身の転機のタイミングと時を同じくして、コマンダンテが解散した。

奇しくも昨日、コマンダンテは大宮セブンライブで二人そろって解散報告を行った。
理由・経緯についてはさすがに詳細な説明はなかったが、要するに「安田さんがもう無理だった」ということだったんだろう。
そしてその兆候を石井さんが気づくことができなかった、ということなんだろう。

話は戻って自分が転職を考え始めたきっかけ、それは上司との相性がすこぶる悪かったことだった。性格ではない、業務の進め方である。
入社以来知っている年が近い先輩だったため、その細かい仕事ぶりは知っていたが、改めて上司になってみると絶望的に業務の進め方が合わなかった。

「この仕事、そこまでのアウトプットの質が必要?」
「そのクオリティを求めるならこのスケジュールは無理じゃん」
「そこまでやって売り上げにつながる?」

確かに細かい上司だし、どこからそのリソース持ってくるの?現実的に無理じゃない?と思いつつ、言っていること自体は会社のミッションを鑑みると間違ってはいない。正論である。
でも自分の気持ちは納得できない。
とにかく求められるアウトプットの質に合理性を見いだせず、自分が弱っていくのを実感した。
どうにかしなくては。
解決方法をひたすら考えた。

質を確保するため自分の体を壊すか。
自分の体を守るため心を殺して働いて自分のメンタルを壊すか。
自分の体と心を守るため家庭に負荷をかけて家庭を壊すか。
この三択が頭をよぎった。
でも解決方法としてはどれも間違えている。

そこで気づいた。
おそらく自分がこの会社にいることが一番の間違いなのではないか。
自分の考えるミッションと会社のミッションにミスマッチがある。
そしてその瞬間「もうこれ以上は無理だな」とプツンと何かが切れたのである。

自分はますかたさんの本を買うぐらい星占いが好きなので、同じ星座(さらに同じ血液型)のやっちゃんをとにかく気にかけている。
(はた迷惑なやつでごめんなさい安田さん)
その上同じような時期に同じような?決別をしたもんだから、なおさら他人事とは思えない。
(本当にはた迷惑なやつでごめんなさい安田さん)
頑張るための大義名分がゆらぐと、頑張れないもんな蠍座は。
(マジで勝手なこと言ってごめんなさい安田さん)

やっちゃんはこれからどういう活動をしていくんだろう。
のびのび生き生きと活動できるといいな。

最後に。
自分は周囲に全く辞める気配を感じさせなかったそうだ。それゆえに周りを驚かせてしまった。
コマンダンテの解散もこんなに衝撃を与えたのは、安田さんにその予兆を全く感じられなかったからだろう。
蠍座はそーゆーのを隠すのがうまいのかもしれない。
でも予兆を感じられたら誰か手を打てたかもなぁ…と思うと、隠すのがうまいのも考えものだな。
自分だってあの会社を勤め上げたかった気持ちもあったから。
きっとやっちゃんも添い遂げたかっただろうと思うし。

次はもう少し上手くやりたいもんだ。

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