いつもミックスに使ってるプラグイン16選

どうも、しのです。
この手の記事ってその人のミックスのスタンスとかが見えてきて面白いですよね。
というわけで、僕の手の内を晒すことをしてみようと思いますw
参考になるかは分からないけど!

EQ

1:Crave DSP / Crave EQ

ツイッターとかでも何度も紹介してますが、こいつがないと始まらない。
どう見てもFabのアイツなデジタルEQ。
FabみたいにダイナミックEQ機能はないものの、かなり多機能でめちゃくちゃ使いやすいです。
音がスパッと切れてかつ輪郭がしっかり残るのが好印象。あと負荷が軽い。

2:Kuassa / EVE-AT1

Neve 1081シミュ。UAD-2のも持ってるんだけど、こっちの方がすっきりした音色でよく使ってます。
とにかく負荷が軽い。生ドラムの音作りにはほぼ毎回使ってます。
Neve系のEQは他にも同社のEVE-AT4やOverloudのGem EQ84、UAD-2のやつなんかも持ってるんだけど、何だかんだいちばん使ってるのはこれ。

3:Acustica Audio / Coral Baxter EQ

名前の通り、Dangerous MusicのBAX EQを模したEQ。
主にキックのローを持ち上げる時に使うのですが、音のスピード感を失わずにブーストできるのが好印象。
持ち上がり方がとてもジェントルなので、気がついたら持ち上げすぎていた、ということも。
マスタリング時にハイエンドの微調整に使うこともあります。

コンプレッサー

4:Universal Audio / UAD-2 Empirical Labs Distressor

スネアとかベースとかによく使います。
スネアといえば1176が定番だけど、どうもあの歪み感が好きになれなくて、こっちを使ってます。
1176みたいにアグレッシブなコンプレッションができますが、1176より柔軟性があるので幅広く使えると思います。
ちなみに同社のFATSOもよく使いますが、そちらはいじれるパラメーターが少ない分、早く音が決まるという利点もあります。

5:UnitedPlugins / Royal Compressor

RS124という真空管コンプのシミュ。
とにかく音が極太になり、バッキバキになります。
ドラムのバスコンプとして使う他、ベースに挿してHoldを入れて常にリダクションした状態にしてトーンを得るという使い方もしてます。
Dry Mixつまみがあるのが嬉しいですね。

6:Black Rooster Audio / VLA-2A

名前を見ての通り、Teletronix LA-2Aを再現したプラグイン。
ゆったりとしたゲインリダクションが特徴で、ボーカルには必ずと言っていいほど使います。
ちなみに弟分のLA-3Aを模したVLA-3Aも所有しており、こちらはもう少し早いレスポンスが欲しい時に使います。

7:Melda Production / MCompressor

こちらはフリーのデジタルコンプ。
フリーのくせにそんじょそこらのデジタルコンプに比べてかなり高機能です。
僕がデジタルコンプに求める
・Kneeカーブ可変
・Ratioが最大20:1
・サイドチェイン機能
・サイドチェインフィルター
という条件が全て揃っています。
GRメーターもあるし、RMSコンプとしても使えるし、もう何でもありかって感じです。
欲を言えばDry Mixがあればよかったんだけど、僕は特に必要性を感じないのでOK。
フリーのくせに強すぎるやつなので、是非使ってもらいたい。

リバーブ

8:Valhalla DSP / Valhalla VintageVerb

高機能・高音質・低負荷・低価格。
リバーブのアルゴリズムが18種類、さらに年代を 70s/80s/Now の3種類から選べます。
リバーブに必要な機能はおよそ揃っていると言っても過言ではないです。
めちゃくちゃ高機能なのに、お値段なんとたったの$50。安すぎる。
「もう全部お前でいいよ!」っていうやつ。僕のファーストチョイス・リバーブプラグインです。

9:Universal Audio / UAD-2 Lexicon 480L

商業スタジオに大体置いてある超名機デジタルリバーブを再現したUAD-2用プラグイン。
数あるLexiconシミュの中でもダントツで本物の音がするとの噂です。
原音を邪魔しないのに濃厚で存在感のあるリバーブ。故に薄くかけても心地よい残響感が得られます。
ただ、DSP使用率が高いので、ここぞというトラックに使っています。
唯一無二のサウンドで、これをかけるだけでプロっぽい音になります(頭の悪い説明)。

ディレイ

10:Valhalla DSP / Valhalla Delay

Valhalla DSP、空間系の圧倒的な強さ。
高機能・高音質・低負荷・低価格(二度目)。
いやほんとどうやったらこの負荷の低さでこんなに素晴らしい音が出せるんでしょうか。
うちではディレイはほぼこれってくらいに使ってます。
ディレイに欲しい機能は全て揃ってます。
これもまた10種類のモードと Past/Presence/Future の3つの年代を選べます。
この内容でたったの$50。Valhalla DSP、おそるべし。

サチュレーション

11:Softube / Saturation Knob

Studio Oneユーザーならお馴染み、簡単操作のサチュレーションプラグインです。
歪みが高音域/低音域に反応しないようにする Keep High/Lowスイッチが便利。
スネアのスパイク取りとかによくつかいます。

12:Black Rooster Audio / Magnetite

テープレコーダーシミュ。
3つのキャラクターを選択でき、程よい色付けと歪み感が得られます。
ドラムのバスコンプの後ろに挿して、耳に痛いピークを柔らかくする目的で使うことが多いです。CPU負荷が軽いのも良いですね。

エンハンサー・エキサイター

13:Fine Cut Bodies / La Petite Excite

ベースの太さが欲しい時や、ハイの煌びやかさが欲しい時に使います。
CVという、入力音に応じてハイのエンハンス量を変化させる機能がとても便利です。
EQでいじってしっくり来ないときにはこれを必ず試します。

ディエッサー

14:HOFA-Plugins / IQ-DeEsser

細かい設定はあまりできませんが、とにかくかかりが良いディエッサー。
ディエッシングしてくれる周波数帯域が的確なので、スレッショルドを下げるだけでOK。
音の掴み方がしっかりしているので、ボーカルのサ行などの痛いところをちゃんと聴きやすくしてくれます。
視認性が良いのも嬉しいですね。
マスタリング用のディエッサーとしても優秀です。

その他

15:iZotope / Ozone Imager 2

シンプルなステレオイメージャー。
広がり方がとてもナチュラルで、ステレオイメージャーはほぼこれしか使ってないです。
モノラル素材を擬似的にステレオ化する機能もついてます。

16:Ikjb / ReFine

デベロッパーの名前なんて読むんだろう?w
こちらは隠し味的なプラグインです。
Warm/Space/Punch という3つのパラメーターを上げ下げするだけ。
個人的にはドラムのバスやマスタリング時にPunchを上げて、コンプで失われたトランジェントを少し戻すような使い方をしています。
非常に薄味なプラグインなので変化が分かりづらいのですが、使うのと使わないのとでは結構違いがあります。  

いかがでしたでしょうか。
結構安価なプラグインを買って使ってるのですが、中にはほんとに「そんな価格設定で大丈夫!?」ってくらい素晴らしいプラグインもあります。
フリープラグインでも普通に使えちゃうクオリティーのあるし。

僕のプラグイン購入動機は、大抵が「なんか使いやすそう」とか「これあまり周りで使ってる人見かけないな」だったりするんですが、結構勘は当たるもので。
そのまま頻繁に使うプラグインとなることも少なくないです。

もちろん、今回ご紹介したプラグイン以外でも使っているプラグインはたくさんあります。
買ってからしばらく経って良さを再認識するものもよくあります。
結局は使い方次第ですね(結局そんな結論)。

皆さんもよく使うプラグインまとめみたいなの作ってみてください。主に僕が見て楽しむだけなんですけどw

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