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もうひとつの大切な居場所をつくりたい

私自身が大切にしている価値観。

① 感情=人生である
② 喜びの先にある深い関係性を築く仕事
③ 人の縁という温かく大きな輪の中で豊かな日々を歩む

この3つの幸せの源泉からの”もうひとつの大切な居場所”との関連について、思考整理のために描く。

まず、この価値観が宿った背景には
18年励んできたブライダルのスタイリストとヘアメイクの志事が大きく影響している。

幾度となく、私は、「あなたはあなたのままで美しい」を伝えるために志事をしていると伝えていて、そのままの自分を受け入れて自信を育んで当日を心身ともに最幸で迎えて頂くまで、スタイリングとヘアメイクを通してご一緒させていただいている。
そしてまさに、明奈さんが言う 
「祝うとは、人生を肯定する機会になる」のとおり、結婚式という機会を通して、自分の歩んできた道を行き来しながら、頷き、人生を愛し、溢れるお二人の感情の波に乗らせていただくことが好きで仕方がない。

なぜなら、自分と他人との境界線がない私は、どんどん入り込む。
(究極のお節介とも言う。)良く言うと、すぐに自分事として置き換え、捉えられるから。準備期間をご一緒しているうちに、勝手に深い関係性が芽生えるという前提で関わることが、長所を生かした、やりがいや楽しさとなっているからだ。

この“深い関係性“とは、家族でも、親族でも、友人でもない。お客様であるが、お客様という枠を超えて価値観でつながり合える特別な関係。

自分の価値観に合うという人だけが、特別な関係になることだけを望んでいない。相手の価値観に寄り添って、好きになりたくて仕方がない。相手を知り、少しづつ心の距離が縮まっていることを確認するために、「あなたの求めているものに同意しているよ」って、様々な方法で表現するのが志事の醍醐味になっている。もっというと、おふたりの悩みや葛藤、喜びや、笑顔や感動もひっくるめて、共有させていただいている。

その先にあるのは、目に見えないけど、花嫁様ご自身が納得して当日までを歩んでいく中で育まれてきた信頼や、絆が自然と育まれているように思う。

こんなに大切だと確認し合えた関係性が途切れないように、ずっと続いていくようにと願うのは当然。再会する言い訳として創造してきた様々なイベントや、新商品の提供が、状況と共に変化を求められ、同時に、絆を確認できる機会が無くなっていくことに、とてつもない無力さと寂しさを感じずにはいられない。私にとって、出会った特別な関係として繋がり合った、もうひとつの大切な場所を失ったような感覚にすらなったのだ。

この特別な関係を、ずっとずっと大切にしていくためには、結婚式が終わってからも何か必要とされる存在になる必要性がある事だけは、わかっている。そして、沸々とわき上がってきていて、繋がり続けるきっかけをくれるのは”誓いの再更新の機会”かもしれないと思い始めている理由を、41歳になったばかりの私が記している。

この記事を読み返して、自身の半年の変化を感じる。特別な関係を育み続けるために、誓いの再更新の機会が、なんどあってもいい喜びの日へと繋がっていくだろうと思う。でも、今こそ、特別な関係性を紡いでいくために、らしく心地よく過ごせるもうひとつの大切な場所をつくりたい。

と色々考えすぎて、前に進めなかった私の元に届いた「人生肯定」の本とメッセージ。私自身に向き合う機会と場所、深く繋がることで踏み出すきっかけとなるような言葉を、凄いタイミングで、明奈さんが赤ペンで何本も線を引いて送ってくださった。まるで一緒に伴走してくれているかのように。

私の人生に寄り添って、温かいエールや、支え、後押しとなるよう、なぜ私に熟読してほしいと赤線でアドバイスを下さったのか?そんな理由も考えながら、心に響いたいくつかを残しておきたい。

*「何かを成すため」に新しいことを始めるのではなくて、心が動くままに、心が求めるままに、やりたいことを自分の言葉で届けられたらいい。       
*自分を満たしていくことが、周りに良い影響を与えることができる、とも考えられる。自分で自分の期待を満たすことから始めていく。                      「私がここにいる理由」を胸張って語れるようなこと、自分の心の声に応えて生きていく。                                *自分の人生で起きた点を線で繋ぐことは、過去を振り返ることでしかできない。今、自分が出来ることは、現在の点が未来に繋がると信じて進むこと。

そしてカウンセリングで頂いた一言「やりたいと思ったことは、走り方を考えたり、どう見られるか?を悩む前にまず靴を履く。一歩踏み出す!考えるのはその後」

そう!私は、Vow Renewalという富士山のような高い山だけを見て、どうやったら登れるのか?どんな身支度や装備品を備えていくのか?近道はないのか?そんなことばかりを描いていて、まだ自分は靴も履いていないことにハッとした。おっしゃる通りだ。裸足で富士山に登ろうとしていた。まず靴を履く。靴とは、しっかりと登っていくために、時には挫けそうになっても私を支えてくれる目的!そして、自分の心のままに、ワクワクしながら登山道を歩くかのように、ここに描くというトレーニングが必要だ。時にはポジティブレンズの、俯瞰レンズの、踏み込みレンズの、横からレンズの入ったサングラスを掛け替えて、1歩1歩確実に。

今目の前にあるものをしっかりと捉えて、心のままにNOTEに記す。きっとこの記事が、私のストーリーとして、もうひとつの大切な場所を創り出す骨子になると思うから。

自分を受け入れ、人生を肯定できたのだから。次は進化に向けて踏み出す1年にしよう。やりたいと思ったことは、思い切ってやってみる。自信を持って大胆に!しのちゃんなら大丈夫という明奈さんからのメッセージを信じて。



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