網目構造の毛細血管に血液を満たす。
一般的に健康の為に血流は流すものと知られています。
血液をサラサラにしてよりスムーズな流れを得るために、食事に気をつけたり、薬を服用したりします。
「血液を流す」という表現は誰にでも頷けるものです。
一方で「血流を満たす」という表現もあると私は思うのです。
体を巡る血流を2つの視点に分ける
動脈から全身を巡って静脈に移り、スタート地点の心臓まで戻ってくる「体循環」。
細動脈から毛細血管、そして組織内に漏れ出し、酸素、栄養の交換を行なって再び毛細血管、その後、静脈側の細動脈を通過する「微小循環」。
血流整体ではこの微小循環に重点を置いています。
網目構造の毛細血管に血流を満たす。
微小循環の主役である毛細血管は網目のような構造をしています。
網目構造ということは、一方通行の血管が無数にあるのではなく、一本の毛細血管が詰まったとしても周辺の毛細血管に流れが任されるだけで、血流の行き止まりは起きないのです。
このような網目構造が、全身のあらゆる箇所に張り巡らされていて、その毛細血管に血流が隈なく流れている様子は、「血液が流れる」というより「血液が満たされる」という表現が私にはしっくりとくるのです。
この様子は高野豆腐のようにスポンジ状の物体に水分が染みていく様子に近く、実際に血流整体ではこの仕組みを利用し血液を全身に満たしていきます。
血流整体ではこの考え方を高野豆腐理論と言って重要な意味を持っています。
血流が全身に満たされていく様子をイメージとして持つことが血流整体の第一歩となります。
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