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投資メモ19 ABS-CBNのターン

2021.10.27

「暴落はともだち、こわくないよ」



いや、こわいよ。

(キャプ翼フリークの方、スミマセン💦)

今回は、デジタルコンテンツサービスに活路を見出そうとしている「ABS-CBN」の取り組み記事を紹介します。

Ipsホルダー界隈で今話題のOTTに関する内容ですので、よろしければお付き合いください。


ところで皆さん、ABS-CBNという企業はご存知ですか?
ご存知ない方へ、30秒で。

・フィリピンを代表する放送局。
・昨年5月、放送フランチャイズを更新出来ず
企業としての存続が危ぶまれる(ている)。
▪️経緯はココから(日本語)
・新たな展開としてデジタルコンテンツとCATV事業に活路を見出そうとしている。
・Ipsの主要取引先「Sky Cable」の親会社。

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ちょっと興味出てきました?
では。

【記事】
ABS-CBNはコンテンツ企業として生まれ変わる 2021.10.21(英文)

【記事内容】
🔹昨年8月、ABS-CBNはオンラインストリーミングサービス「Kapamilya ONLINE LIVE」を開設。

✍️ 「Kapamilya ONLINE LIVE」とは…

ABS-CBNが展開する、YouTubeとFacebook内でのストリーミングサービス。
様々なコンテンツのストリーミング配信をしている。

・現在、世界中の様々なコンテンツ企業と提携、その中にはNetflixやSpotifyの名前も。

・多くの視聴者(★)にリーチ。
YouTubeやFacebook上での再生回数は1日1,000万〜1,500万回にもなる。

(★)YouTube上のエンタメチャンネルの登録者数は3,670万人、これは東南アジアで最大。
フィリピンでは、毎日4,000万人がYouTubeにアクセスしており、月間10億回以上のインプレッションを記録。
また、Facebookにおいては1億1千万人以上ものフォロワーを抱えている。
さすがFacebook大国。

🔹もう一つ
ABS-CBNは「iWantTFC」という、独自のOTTプラットフォームも運用しており、ここでも何千もの映画、ドラマ、ニュース、ライブなどのコンテンツを無料でストリーミング可能(広告無しは有料)。登録者は400万人。


ここまでをまとめると、

・放送停止処分を機にデジタル配信へシフト。
・Facebook、YouTube、そして独自プラットフォームにて、多くのフィリピン人にリーチ。
・海外のコンテンツ企業と提携、そのポテンシャルは大きく注目されている。

こんな感じです。

☝️そして…
デジタル化が加速、人々がソーシャルメディアやOTTサービスでのプラットフォームで多様なコンテンツを楽しむスタイルが浸透すると、そのデータ容量も急激に増加することになります。

そこで、大容量のデータを安定して配信させるネットワーク構築、つまりCDNの需要が…

はっ!( ゚д゚)
最近そんな内容の資料を見たような…


このページが今回の記事と直接関係している、と言う意味では有りません
が、大きなマーケットとして注目されているのだなと改めて実感しました(万人という単位が当たり前になって麻痺してしまう…)

フィリピンにおけるOTTマーケットの拡大が見込まれる中、ABS-CBNはデジタルコンテンツを武器に復活を遂げるのか、そしてIpsの目指す展開はどうなって行くのか。

引き続きウォッチしていきたいと思っています。


景色、ガラッと変わるといいな。

その他 参考記事

ABS-CBN、YouTubeやFacebookなどのコンテンツプロバイダーとしてリードする(英文)

民放ABS―CBN、ネット放送に活路(和文)

Shinn