炭いろいろ 炭の種類と特徴
炭について興味が湧いたので、炭についてまとめるnote。
木炭とは
木炭とは木材を炭化して得られたもの。
その性質上、「白炭」と「黒炭」とに分けられる。
白炭と黒炭は、炭化の温度と仕上げ方が異なり、見ためにも違いがある。
・白炭(しろずみ)
・黒炭(くろずみ)
・備長炭(びんちょうたん)
・オガ炭
・その他の炭
白炭(しろずみ)
炭焼きの仕上げ段階で窯口から空気を徐々に送り窯内を1000℃の高温にする。灼熱した木炭を窯外に引き出し、灰と土を混ぜて湿気を含ませた消粉をかぶせ、消火する「窯外消火法」によって作られる炭。
皮がなく、叩くと金属音がするほど硬く、重い炭。
表面に灰がついて白っぽいので白炭とも呼ばれる。
火持ちはいいが火着けには時間がかかる。
代表的なのは、ならを原木とした、「なら白炭」
黒炭(くろすみ)
炭化温度が500℃~700℃と低温。窯内で空気の流入を止めて消火する「窯内消火法」で作られた炭。
軽く、やわらかい炭。
炭化した樹皮がついていて色も黒、断面も割れ目が多いのが特徴。
火着けがよく、扱いやすい炭。
・なら炭
ならを原木とした「なら炭」。
・くぬぎ炭
くぬぎを原木とした「くぬぎ炭」。菊花とも呼ばれる。
・竹炭
用途:
防湿、調湿、消臭
備長炭(びんちょうたん)
「窯外消火法」によって作られる「白炭」のうちウバメカシ(カシ類を含む)を炭化したもの。世の中によく知られている高級でブランド力のある炭。
白炭なので皮がなく、叩くと金属音がする硬く、重い。
表面に灰がついて白っぽい。
火持ちはいいが火着けには時間がかかる炭。
・紀州備長炭(和歌山)
・土佐備長炭(高知)
備長炭の製炭量が一番多い土佐備長炭。馬目と樫があるらしい。
オガ炭(おがたん)
オガ炭は鋸屑・樹皮を原料としたオガライトを炭化したもので、 炭の中心に穴が開いた、ちくわのような形の炭。
窯外消火法で炭化したものと窯内消火法で炭化したものがある。
天然炭(木そのものの形状でない)でない成型の炭。
火着けと火持ちは黒炭と白炭の間くらい、
形状は炭の中心に穴が開いており(開いていない炭もある)、四角、八角もある。
炭火の焼肉屋などでよく利用される。
ヤシガラでつくった炭
その他の炭
白炭、黒炭、備長炭、オガ炭以外の木炭のこと。
固定炭素が55%以上で炭化温度が低い炭。
用途:
土壌改良
工業利用
そのほかの炭ーウイスキー樽角・研磨炭
知れば知るほど、焼きたくなる。
炭。
最後まで読んで頂き、感謝です(ペコリ)
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