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【SHINみなとみらい】ベンチャー企業紹介_vol.5 株式会社CSイノベーション 筒井 雅夫さん

こんにちは!SHIN みなとみらい 広報担当です。

2021年度現在、SHINみなとみらいではさまざまなベンチャー企業とベンチャー企業支援者に利用いただいております!
今回はベンチャー企業として定期的に利用いただいている株式会社CSイノベーション代表取締役の筒井雅夫さんにインタビューしましたので、ご紹介します🌟

筒井 雅夫(つつい まさお)さん

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株式会社CSイノベーションを2012年9月に設立。代表取締役。

いままで経験されたキャリア

東証一部上場エンジニアリング商社に21年勤務。10年間自動車エンジン部品の開発・自動車生産ライン構築に携わり、徹底したQCDや信頼性評価手法などを統括。防衛(官公庁)・医薬・化粧品・食品・自動車・液晶などの新規開拓先へ宇宙開発技術をベースにした高度画像処理によるセンシングソリューション部門の創設メンバーとして、数多くの新規事業や新商品開発の短期的立上げを統括。2012年9月に株式会社CSイノベーションを設立。

専門領域・得意分野

・技術の新事業や新商品への用途展開実績
・パラレルに動くプロジェクトマネジメント
特に技術面では<メカトロニクスとダイレクトセンシング>を得意領域としており、光学(照明、レンズ)、撮像、画像処理分野で多くの実績を残してきました。自身を含め、CSイノベーションは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授であるメンバーを中心として、<材料・製造工程開発分野(※)>の他、<化学・電子分野>、<サイバネティクスと流体、熱力分野>など各々が専門領域を持っているエンジニアリング集団です。最適なチームを編成、有効な技術を選定して、お客様の課題解決、製品支援を行っています。
※「化学工業分野での研磨材料・電子材料などの各種微粉の製造工程開発」「最先端のハードディスク記録メディアの開発」「青色LEDの製造工程」など

神奈川県とのつながり

実は前職の「エンジニアリング商社」に勤務していたころから、横浜にある大手自動車製造メーカの生産設備やQCDマネジメントを担当させていただいた経験があり、当時から神奈川県の横浜に縁を感じていました。拠点も山下町に置いておりますが、横浜は特に「行政・企業の集積がありイノベーションが起きやすいまち」と感じています。

いま、携わっている事業と実現していきたいビジョン

現在、発売は終了していますが、自社製品としては、”カチカチのアイスを最適な温度で簡単に食べられる”アイスクリームスプーン『スペースマイスタースプーン』があります。(過去にTVなどでも取材を受けたことがあるため、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません)実はこのスプーンも加工の難しい”カーボングラファイト”を一本ずつ丁寧に削り出して加工しつつ強度をキープする、といった技術を背景に作られているものなのです。

私たちの事業を表すと、「モノづくり」のエンジニア集団として主に①センシングソリューション事業、➁技術調査・研究事業、➂製品開発支援事業の3本柱になります。これらを通して、ビジョンである<日本のモノづくりを起点とした社会貢献>を目指しています。

“CSイノベーション”の由来は、
 “C”=Cybernetics(通信と制御の総合的な知)
 “S”=Space engineering(宇宙工学)。
モノづくりにinnovationをもたらしたい、という想いが込められています。

“製造業におけるDX化“というトレンドが叫ばれて久しいですが、「DX化がより必要なのは中小企業、小規模事業者である」とも考えています。そのような中小企業、小規模事業者の生産工程の改善、設備改善を行うために、私たちの強みでもある画像処理技術を活かした提案を進めていけるように邁進したいと考えております。

また、近年〈モノづくりコンサルティング事業〉の着手を開始しました。工場設備の改善、新製品開発、コスト削減等、モノづくりに関することはどんなことでもご相談いただければと思います。CSイノベーションは放射線線量計・ドローン・燃料電池といった自社製品に加え、家電・食品・自動車・美容・医療など様々な分野で開発を行ってきました。私たちは、企業・業種・業界といった枠組みを超えて最適なソリューションを提供していきます。

▼参考記事:
宇宙開発技術を応用し、革新的な製品を次々と開発。従来比40倍の性能を持つ電池を発表した「株式会社CSイノベーション」

SHIN みなとみらいのこれからについて

《「ベンチャー支援」に期待していること》

SHINみなとみらいでは多くの方々が関わっていますが、ベンチャー支援に従事する方のうち、知財に知見を持つ弁理士の方とお話させていただく機会をいただき、モノづくり企業にとってはありがたいことだと感じました。また、自社ではなかなか難しかったPRや知名度向上、地域とのつながりといった面においても力強さを感じております。

《SHIN みなとみらいに期待していること》
「CSイノベーション自身の社会的役割」でもある”クライアントの課題解決”
私たちは、この課題に”異分野の融合”による解決を目指しています。
 例)半導体技術×AI ⇒ 医療へ
   宇宙開発技術×縫製技術 ⇒ 住宅機器へ

SHINみなとみらいでは、行政、ベンチャー企業、支援者、コミュニティマネージャーと各々多岐に渡るバックグラウンドを持つ方々がいらっしゃいます。学んできた領域、経験してきた業界も年齢も違いますし、農業・食品分野の方もいれば、当社のようにモノづくりに特化した企業もいます。当社も大事にしている”異分野の融合”という考え方とも繋がりますが、ビジネスモデルに対する業界・技術・年齢を超えたブレークスルーが生まれる場であって欲しいですし、SHINを利用するメンバーとして、自身も活気ある空間にしていきたいと思っています。

◆SHIN みなとみらいとは?◆

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神奈川県が運営するベンチャー企業の成長促進拠点「SHINみなとみらい」では、これからの県経済を担っていくベンチャー企業や、ベンチャー企業と連携して新しい事業を始めようとする企業の皆さんをお繋ぎし、サポートしていく機能を担います。

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