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【SHINみなとみらい】ベンチャー企業紹介_vol.9 KJ COMMONS・飯沼晃史さん

こんにちは!SHIN みなとみらい 広報担当です。

2021年度現在、SHINみなとみらいではさまざまなベンチャー企業とベンチャー企業支援者に利用いただいております!

今回はベンチャー企業として採択された、株式会社KJ COMMONS代表取締役の飯沼晃史さんにインタビューしましたので、ご紹介します🌟

飯沼 晃史(いいぬま こうじ)さん

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株式会社KJ COMMONS代表取締役。1989年岐阜県生まれ。
「宇宙からの留学生」(という肩書で最近は通したいです。)

(ぜひ、童心に戻った気持ちで踊りながら読んでください!)

いままで経験されたキャリア

2008年 早稲田大学物理学科入学(中退)
2009年~2012年 Hanahana Media Co.,Ltd. CEO (中国法人)
ポスト金融資本主義を標榜した公開型電子台帳SNSの企画、開発を行う。中国・上海で起業。
2013~2020年 株式会社オーシャナイズ 執行役員(下記、兼任)
株式会社スマートキャンパス 取締役
株式会社シーズー 取締役
OCB LAB,Limited 代表(バングラデシュ法人)
"タダコピ"という紙媒体の広告から始まり、IoTとモバイル・デジタル化させ、日本最大の大学生会員基盤を持つアプリ開発、広告商材化を実施。
子会社にてIoT連携型のSaaS企業やデザイン開発をメインにした企業を創業、国内だけでなくベトナム、バングラデシュにも子会社を創業。国内外でのプロダクト企画開発と人材マネジメント領域の役員責任者として入社時の年商数千万円からグループ全体で年商数百億円までの成長に寄与貢献。その裏での様々な四苦八苦、奮闘を多数経験。
("タダ"、つまりお金が要らない世界、衣食住が満たされる世界の中で人間の究極的自己実現を応援するプラットホームの実現を目指したかった)
2020年~ 株式会社KJ COMMONS 代表取締役
自律(ワクワク)と共同体感覚(LOVE)の表現手段を模索し独立。
・飲食店向けの店内外で使えるスマホオーダーシステム、applovaを事業開始。
・感情と歌で世界をつなげる内省SNS"BEATS"の企画開発。
・ikigaiの研究とツール開発
を事業として実施中。
日本・米国・スリランカ・バングラデシュのプロジェクトチームで活動中。

《リーマンショックの中、お金に色をつけるプロジェクト開始、大学を衝動的に退学し、上海にて起業 - Hanahana Media》

 1度目の起業は19歳の時。早稲田大学の物理学科に休学しながら中国上海に渡りました。その原体験は、大学にありました。
 大学入学直後、物理学科の隣の席の友人の死を経験し、「人間とは何なのか」と逡巡していました。
 先日まで、肉体性をもち、まるでニュートン力学の中で記述される生きていた左辺にいた彼が形を変えると、僕の目にはまるで見えなくなって、右辺では量子力学や、アインシュタインの相対性理論の世界で記述され、僕を突き動かす大切な記号になりました。
「人生は、万物は、左様なら!を繰り返している!」
 その時、世の中ではリーマンショックが発生。会社も個人も、収入金額、数字の多寡で一喜一憂し、まさに社会が金融資本主義の限界に直面し、人間が自ら作ったルールで自ら苦しんでいる様子を目の当たりにしました。収入の多寡ではなく、どのように稼ぎ、何に使ったかが可視化される公開台帳SNS(色のついたお金)があれば、人間を数字だけではなく、人となり、センスで理解することができ、それに共感し支援したい人が「系(※1)」となって集まるような世界が創りたい!と思いました。そう思うと衝動的に大学を退学し、中国・上海へ渡り、Hanahana Mediaを起業しました。
 当時の金融資本主義世界のハブである中国上海でプロトタイプをフリースケール型(※2)での社会実装の方法として上海を選びました。
※1:一つのつながりやまとまりをなすもののこと。
※2:ラズロ・バラバシの新ネットワーク思考が当時提唱していた物理モデル


《挫折を忘れるように、規定演技、知行合一に没頭する》
 数年のジリ貧@中国という奮闘生活の結果、挑戦は実らずじまいでした。
僕自身の人間力や海外での経験も、諸々のテクニック不足を痛感して泣く泣く帰国しました。
 誰にも言いたくないような挫折の中でも、支えてくれた女性と結婚をし、子どもを持ち、ささやかな幸せを享受しました。
 一方で理想と現実の乖離と矛盾で塞ぎ込んでいく自分に、手を差し伸ばしてくれる東京の先輩経営者のおかげでやり甲斐あるプロジェクトを幾つも頂き、求めていた社会経験もデザインや開発ができるメンバーも多く増えていきました。海外のチームメンバーも増えていきました。今もそうですが、ラブ&ワクワクを体現しようと仕事しました。僕にとっては、
 ワクワクとは、個人個人が先天、後天的に、もつ不思議なスパーク状態です。
 また、ラブとは表出化する全ての事物、またソレを元に生まれる喜怒哀楽を受け容れ、深層にあるメッセージ、叡知に気がつき宇宙サンキュー!って思えるような状態、のコトかなーと思っています。
 そんなコトを大切にしながら、日々仲間と戯れながら、自社や他社のプロダクト開発と人間開花を標榜してメンバーと向き合う毎日でした。
 入社した時には売り上げ数千万円だった会社も、ピーク時では、売り上げ数百億円まで大きく膨らみました。海外にも多く訪れ、仕事や遊びを通じて友達も増えました。
 しかし、それはA面の出来事でした。B面には数多くの失敗がありました。アインシュタインも、“Interest が人類最大の発見だ“、と群衆心理による行き過ぎた資本主義に皮肉を込めています。2017年僕らが初めて行った不動産会社への投資活動は、そんなトラップに引っかかってしまい自分たちを大いに苦しめ続けました。万物はリンクしているので、時に全ての因果律を正しく見せるし、全てを間違っているようにも見せる世界の中で、ただただ償うように3年間を過ごしました。会社としては統廃合の形を変えながら流れていきました。

《含んで超えられるような小宇宙の創造を目指して独立 -株式会社KJ COMMONS》
 コロナの中で、本当に大切なモノは何なのか、とグツグツ自分の中で湧き上がるものありました。
 こんな世界景色の中で、“今この瞬間“を生きる自分は、ここで感じたことを何かの方法で記録し表現したい、と強く思いました。
 今は、まだまだサービスを作っている最中なので上手く形で伝えることができないのですがラブ&ワクワクな物をつくれるようにと思っています。
 18歳の時と比べ、現在32歳。2度目の起業で気がついたことは、18歳の時の自由で真っ直ぐな海外起業よりも、家族も知り合いも多く、エントロピーが増大しており、32歳の僕は肉体的にも精神的にも、きっと時空の中から散らかっていこうとしている事からは逃れられません。
 この散らかっていく感覚にも嘘をつかず、川の流れのように身を任せつつ、ラブ&ワクワクを追いかけ回したいと思います。その結果、きっと自分の中の守破離が起こるだろうなーと信じています。🌈

専門領域・得意分野

ラブ&ワクワク志向
海外生活関連の話
WEBシステムやデザインの話
妄想ディスカッション

神奈川県とのつながり

中国から帰国した後はしばらく東京に少し住んでいましたが、どの駅前もなんだか同じように見え、「ここには愛すべきカルチャーがあるのだろうか」という疑問を持ちました。一方で横浜では世界の文化が交じり合い、古き良き町も、モダンな街もある。ベースには自然豊かな浜辺があり、多様なカルチャーがMIXされている地にあこがれを抱き、移住しました。
現在も横浜に住んおり、SHIN みなとみらいにはキックボードで海辺の風を感じながら通っています。

いま、携わっている事業と実現していきたいビジョン

食や音を通じて、人類のikigaiの最大化にチャレンジしています。
自分は本当に生きているのか、その証明は?とふと思ったりします。
変な話ですが、生きることは、歌!なのではないかと思っています。
心臓のビートに合わせて、今を生きる!味わう。
振り返ると、音階の様なアップ・ダウンもあり、でも愛らしい作品。
毎日、パソコンでお仕事しながら、アナザワールドな妄想を膨らましながら、窓の外を見つめています。

SHIN みなとみらいのこれからについて

皆さまと色々な話をし、相互に創作活動へにインスピレーション、ヒントを得ていきたいです。ビジネスの世界のものは、大抵はインターネットで調べれば答えがでてしまいますが、ひらめき・インスピレーションは、人と人とのコミュニケーションから生まれることが多いなーと思っています。
皆さまと一緒に、世の中を子どものような気持ちで冒険し、宇宙の神秘に、日々ワクワクするような取り組み、事業に昇華したいです。

《こんなサポートや連携ができます》

上海に4年住んだことがあり、今もアメリカやバングラデシュ、韓国、スリランカの外国の企業と仕事をしています。家にも留学生が7年間出入りしているので、古今東西のカルチャーを超えた話ができると思います。
物理学部出身なので宇宙や生命の神秘みたいな話も大好きです。
みなさまと創発を生めればと思います!LOVE&ワクワク!



◆SHIN みなとみらいとは?◆

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神奈川県が運営するベンチャー企業の成長促進拠点「SHINみなとみらい」では、これからの県経済を担っていくベンチャー企業や、ベンチャー企業と連携して新しい事業を始めようとする企業の皆さんをお繋ぎし、サポートしていく機能を担います。

《SHIN みなとみらい Facebookページ》
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