シンカリオンZ 第11話 「初陣!シンカリオンZ N700Sのぞみ」 感想
今週もやって参りました!シンカリオン感想です!
1クール目もいよいよ終盤の中、ついにシンカリオンのアニメにも最高・最新のあの新幹線が降臨します。
そして、縁の下の力持ちなアノ方やシンカリオン一の嫌われ者のアイツも帰ってくる...?
早速感想行きましょう。正直今週は書くのに時間かかるかなぁ...と思ってますが、むしろそれが楽しみになるぐらいには良かったと思います今回。
・本編感想
日本における鉄道の起点・東京駅から今週のお話はスタート。
チラチラと背景に映り込むE4系新幹線が気になって仕方ありませんが、今はそれどころではないのです。
そんな訳でアバンタイトルからいきなりN700Sが登場。
クールさを保ちつつも興奮を抑えられないアブトと冷静なシンの対比が良かったですね。
「出発しちゃうぞ」って東京駅なんだからそんなにすぐには出ない気が...w
今週の鉄ネタはリニア鉄道館。
前作でも登場した、超進化研究所名古屋支部としての機能も兼ねている鉄道博物館です。
ここでは東海道新幹線の歴史について改めて解説。0系、100系、300系、700系と紹介されて、500系が飛ばされているのは500系はJR東海ではなくJR西日本の車両だからですね。リニア鉄道館には展示されていないのもそのためです。
ここで、歴代の東海道新幹線を見て興奮するシンがなんでN700Sに対してドライだったのか...?という違和感を一瞬感じましたが、もしかしたら鉄道をあまり知らないシンにとってはN700系/N700AとN700Sは同じに見えていたのかもしれない。
このくだりでシンがN700系/N700Aを飛ばしていたのもシンにとってはN700Sと同じものだと認識していたからだと思うし、800つばめ編でシンは既にN700Aに乗っているからN700Sを見ても「この前乗ったのと同じ」と思ったから...
今回の脚本担当が前作のシンカリオンから引き続き登板の山下憲一さんだけあって、この整合性は本当に凄いなぁと思いました。
シンカリオンZ N700Sの運転士候補は2人。
安城シマカゼとその弟、安城ナガラ。
シマカゼは近鉄特急、ナガラはムーンライトながらが元ネタでしょうかね。
シマカゼは自分はシンカリオンに乗る気はなく、ナガラを乗せたがっているようですが、当のナガラはシマカゼもシンカリオンに乗ってほしいようです。
この辺もどうなるのか...何となくシマカゼは某黄色い新幹線に乗りそうな気もしますけどね。あとはシンが言っていた「前に運転士、後ろに車掌」というのがどうも伏線になっていそう。
そして今週はなんと、元シンカリオン運転士にして縁の下の力持ち、清洲リュウジが再登場!
放送前にキャラデザのあおのさんが匂わせ的なツイートをしていたので何かあるのかな〜とは思ってたんですが、これは事前告知無しのサプライズ登場でかなり驚きましたね。見てて普通に声出ましたもん。
新たな肩書きは臨時指導長代理。めちゃくちゃ貫禄出ていますが、前作から時間が経っていることもあり、やはり適合率は下がってしまっているようですね。
ここで「Zは前作から何年後の話なんだ?」という疑問が湧いてきますが、今週の冒頭にE4系が映り込んでいたのが答えですよね。E4系は今年10月に引退することが決まっている、かつN700Sが既に東海道新幹線でデビューしているため、ほぼほぼリアルタイムと同じ時間軸(2021年、前作最終回から2年後)という結論になるんじゃないでしょうか。
今週の鉄ネタ②。
N700Sの前身、N700系/N700Aについて詳しく説明されます。
Zの鉄ネタは割と在来線寄りなイメージだったので、今回みたいなオール新幹線は結構新鮮でしたね。
それにしても、N700Aが「古い」と言われる時代...僕たちはいつの間にか遠いところに来てしまったようです。
戦闘シーン。
今回の巨大怪物体はテオティではなく、なんとキトラルザスが生み出したもの。いったい誰が...いや、今キトラルザスで巨大怪物体を生み出そうとするのはアイツしかいない。そう、”アイツ”です。
ここで、「シンカリオンZ N700Sのぞみ」が初出撃!
N700Sのぞみは前作のアニメでは登場していない、Zが初登場のシンカリオン。”初陣”の言葉通り、アニメ版では今回が初めての戦闘なのです。
ロゴの出てき方や変形BGMがめちゃくちゃカッコいい...
今回トドメはE6ネックスに譲った形ですが、来週はZ合体しないようなので必殺技等は次回にお預けですかね。
そしてラストには、これまた前作からの登場人物にしてシンカリオン一の嫌われ者、ソウギョクが登場。
そういえばまだ生存してたんでしたっけねこの人... 劇場版でも出てたし。
でも前作の最終クールでの復活ほど嫌な感じはしない。むしろ今作でまた痛い目にあってほしい勢いですね。
“この数年”の詳細については先ほど考察したので割愛。本当の恐怖...何が待ち受けているんでしょうか。
・まとめと次回
今週はリュウジ、ソウギョクと立て続けに前作からの再登場があり相当な盛り上がりでしたが、それを抜きにしてもN700S登場回前編としてかなりまとまっていたかなと。それはやっぱり先ほど触れた通り、今回の脚本担当が前作から引き続き登板の山下憲一さんだったからというのが大きいでしょうね。
N700S登場編の全体的な感想は次回にするとして、とにかく今回は盛り上がりもあって次回以降への引きもバッチリでした。
次回は「秘技!デュアル・グランパス・システム」
いよいよN700Sのぞみの真価を見ることが出来そうです。
あとはシマカゼ、ナガラ兄弟の掘り下げですが、空手の方向性のくだりと今回の鉄ネタからN700A、N700Sの「古い、新しい」辺りを上手いこと重ねて欲しいなぁと思ってます。
そういえば予告を見た感じはZ合体はまだしないようですね。でも正直これまではZコード探し→Z合体がノルマになっていて少し慌ただしさを感じていたのでこれぐらいのペースがちょうど良かったりするのかも。
来週も更新予定です。この後の列車図鑑もよろしくお願いします。
それでは。
【列車図鑑】
No.11 N700S
2020年7月にデビューした、東海道・山陽新幹線の最新型車両。
N700Sの「S」は英語で「最高の」を意味する”Supreme”から採られている。
東海道・山陽新幹線のこれからの主力となっていく他、2022年秋頃開業予定の九州新幹線武雄温泉-長崎間(西九州新幹線)への導入も予定されている。