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強豪私学がもっとも恐れる都立の名将!有馬信夫監督

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【出版希望】強豪私学の監督が恐れる、いい意味で嫌われている高校時代の恩師であり都立の名将、有馬信夫監督とのエピソードと教えをマガジンにして公開しています。監督の言葉を丁寧に思い出…
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2021年1月の記事一覧

私立は勝つことに追われる。俺たちは都立を卒業した生徒の10年後の未来を大切にしたい

「私立の監督は勝てなきゃクビ。都立の監督がいかに本気になってやるかなんだよ」 確かに強豪私立との練習試合を通じて、学ぶことは多くあり覚悟や本気度は全然違った。 本気で甲子園を目指し、本気でプロ野球選手を目指している高校生だ。それに比べるとうちは中学時代全く試合出なかった人間、なんとなく高校でも続けたいなどなど都立はいろんな生徒が集まる。入学当初はそれぞれが見ている方向がバラバラ。だからこそ上級生になるにつれて、チームとして品格が出てくる。そこで勝てばいい。 同期には練習サ

根はみんなすごくいい子

都立城東で甲子園出場した有馬監督。同校は偏差値60近い学校でもちろんのことだが、勉強もできないと入れない。かつ2回も甲子園へ出場しているのでまさに文武両道を体現している。保谷、総合工科、足立新田と指導してきた有馬先生だがよくこんなことを言っていました。 「確かに成績はお世辞にもいいとは言えないけど、みんなすごくいい子ばかりで後輩にってボールをもってきたり、差し入れをくれる奴もいる。部活動を通じて学校を活性化させたい。城東は学校にパワーがあった。野球がやりたくて総合工科に来て