#156 ホームドクターに会った、初めての健康診断、挙式の旅日記その7、楽しいモーツアルト、挙式のリハーサル、謎のポワン男性、神父さんしっかり!ダイエットフードってどうよ、大失恋した方へ、夫婦の相性、ドアのバッグの中身、しおちゃんの黒点

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04/26/2016


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●最近のおきゃん

【ホームドクターに会った】

みなさんおはようございます!NYもやっとポカポカ陽気になり、長い冬がついに終わりました。NYを道行く人達の中にはビーチサンダルとTシャツの人もいれば、コートを着ている人もいます。季節の変わり目のせいか、全く季節感がバラバラの格好をした人たちで街はいっぱいです。一方しおちゃんも季節関係なく、いつもかわいくて黒光りした毛皮を着ています。背中とお尻のあたりは相変わらず艶々のテカテカだし、スフィンクスの格好になると太もものあたりの毛もピンと立ってサリーちゃんのパパの髪型のようになっています。ティっ子もまだ冬毛でかなりモフモフしていて、こんがりとしたガングロ感も健在です。ティッティも冬毛なのでしょうけど、僕はティッティとはまだ5ヶ月しか共に過ごしていないので、これから毛の感じがどう変わるのかが楽しみです。

さて、先日ホームドクターに初めて会ってきました。ホームドクターというのは、日本では馴染みがありませんが、アメリカ独特のシステムです。無理やり訳したら「かかりつけ医」なのですが、そのかかりつけ度が日本とアメリカでは大きく違います。日本では、例えば風邪をひいた時に病院に行って1〜2時間も待てば医者に会って診断と薬の処方をしてもらえますが、アメリカではそうはいきません。すぐに医者に診てもらいたい場合は、救急(ER)に行かなければなりません。救急には命に関わるような怪我をして一刻を争うような患者も運ばれて来るので、風邪程度だと後回しにされて何時間も待たされます。以前ロサンゼルスに住んでいた時に友人が風邪をこじらせたということで救急にかかった時、受付を済ませてから医者に会うまでに6時間以上待たされたそうです。このように、アメリカでは一刻を争うような状況ではない限り、日本のようにサクっと医者に会うことは基本的にはできません。

また、日本では鼻の調子が悪ければ耳鼻科、関節が痛ければ整形外科、良くわからなければとりあえず内科など、患者の意思で受けたい診療科を選ぶことができます。ところが、アメリカではこれができません。まずは、ホームドクターの診察を受け、そこから専門医を紹介してもらわなければならないのです。そのプロセスを経ずに自分で選んだ専門医に足を運んでも突き返されます。面倒くさいシステムです。

ということで、アメリカで引っ越しをしたり新しい街に住み始めたりした場合は、まずすることの一つとしてこのホームドクター探しがあります。でも、特に不調もなく健康だとホームドクターを探すという作業をさぼってしまいがちです。僕はNYに来てからこのホームドクター探しをずっとしていませんでしたが、もし妻になにかあった時にすぐ対応してあげたいし、自分も家族をもって独り身ではないので、しっかりと備えをしておこうということでホームドクター探しを始めたのでした。

しかしこのホームドクター探しもアメリカでは面倒です。病院に行けば病院側が適当に医者をあてがってくれるという訳ではないのです。まずは、自分の健康保険の種類を理解する必要があります。というのは、アメリカの健康保険には様々な種類があり、病院や医師によっては受け付けるもの、受け付けないものがあるからです。自分の健康保険が適用される病院や医師を見つけたら、こんどはその医師が新規の患者を受け付けているかを問い合わせて確認をする必要があります。すでに多くの患者を抱えていて新規には受付けないという医師も多くいるからです。こうして、いくつかの病院や医師のオフィスに片っ端から電話をかけて、自分の保険が使えるか、ホームドクターになってくれる医師がいるかを問い合わせなければならないのです。考えてもみれば、皮肉な話ですがこんな面倒なプロセスは健康な時でもない限りできません。

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