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猛暑とマスク。  新見正則

突然の真夏到来!

水不足や電力不足が懸念されますね。そして円安が進み、微妙に物価は上昇し、
ウクライナの戦争は終息しそうにありません。
ますます、将来の予想が立ちにくい世の中です。
変化に対応できる能力をもっともっと鍛えようと思っています。
梅雨明けに思ったことを、今日は書き下ろして見ました。

6月中の梅雨明けで、今年は過去最短の梅雨期間だそうです。
そして、雨の日自体も少なかったように思えます。
さらに、6月なのに40度を超える地域があったり、
3日連続で真夏日を超える地域もあったり
本当に過去に経験がないことが起こっています。

温暖化が困ります

温暖化の原因を化石燃料の使用過多による二酸化炭素の上昇とする見解もありますが、僕にはよくわかりません。

確かに、石炭や石油を使うことによって二酸化炭素の排出量が
この数十年で激増し、そして大気に以前とは違う変化が起きているそうです。
しかし、その変化がそのまま気温上昇の原因かはまだ確信がありません。
そもそも地球は氷河期があったり、氷河が溶ける時期があったり、
大気の温度は変化しています。
そんな大きな大気の変化の波のひとつが21世紀の気温上昇かもしれません。

手段の目的化に反対!

化石燃料は使用すれば枯渇します。できるだけ電気に変えることは大賛成です。
身の回りでは、すべて電気自動車になってもまったく異議はありません。

しかし、その電気の生産を化石燃料で行っていては、
まったく化石燃料の消費を減らすという意味ではナンセンスです。
太陽光や風、水量などの自然エネルギーでの発電を充実させるか
原子力発電を増やして、そして電気自動車に変えていくことが大切です。

手段が目的化することを僕は嫌います。電気自動車にすることが化石燃料の削減が目的なら、発電自体を変えないと無意味ですよということです。

マスクは結局はずせないよね

今年の夏も猛暑が予想されます。
屋外で会話が少なければ、距離とは無関係にマスクを外してOKと
政府が発表しても、ほとんどの人がマスクを着用しています。


① 屋外は会話を行う、ほとんど行わないを問わず、身体的距離(2m以上を目安)が保てれば、マスクの着用は不要 例)ランニングなど離れて行う運動、鬼ごっこなど密にならない外遊び

② 屋外で、身体的距離(2m以上を目安)が保てなくても、会話をほとんど行わなければ、マスクの着用の必要はない 例)徒歩での通勤など、屋外で人とすれ違うような場合

③ 屋内で、身体的距離(2m以上を目安)が保てないときは、会話をほとんど行わない場合でも、マスク着用を推奨する 例)通勤電車の中

厚生労働省のマスク着用の考え方

専門家の意見を踏まえて、厚労省が発表したのですから、
もうすこし屋外ではマスクを外す人が増えると思っていました。
でも大方の予想通りマスク着用は状態化しています。

僕のマスク問題、ふたたび。

マスクを着用したい人に外すことを強要するつもりはありません。
熱中症のリスクとのバランスで外したい人もいるでしょう。
マスクは面倒臭いから外したい人もいるでしょう。
人それぞれが「マスク着用の考え方」の範囲で行動できればいいですね。

圧力に反して抵抗しています

僕はそんな同調圧力が嫌いなので、
屋外では、基本的にマスクを外すようにしています。
屋外でも会話をするときはポケットにあるマスクを着用しています。
自分のクリニックでも患者さんとの距離が2m以上保てる場合は、
患者さんとの相談でマスクを外すこともあります。

一歩踏み出して、正しい方法をみんなで探そう

まず、「マスク着用の考え方」に従って多くの人が行動して、
そして「マスク着用の考え方」が間違っていると判断されたとき、
正しい方法に修正して、また従えばいいというのが僕の持論です。

新型コロナウイルス感染症はいまだによくわかっていません。
少なくとも免疫学を長く勉強してきた僕はそう思っています。
そんな時は、試行錯誤の連続で出口を見つけるしかないと思っています。この夏はせっかくの機会ですから、屋外ではマスクを外して行動してみるのも
実験的な視点からは良いように思えます。


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