親としてうれしかったこと 新見正則
娘からのLINEに超感激
「お薬送ってもらうときにさ、これも入れて〜！
新見家の教えを久々に読みたくなった（笑い）」
そして写メが続きます。
「医師だからこそ伝えられる幸せな生き方・貧しい生き方」（新興医学出版社）という僕の本の表紙でした。
この本は、僕のNoteから抜粋してまとめ直したものです。
僕のNoteは特別娘を意識して書いているわけではないのですが
いつも家庭で話していることなので
親元から巣立った娘が読みたくなったのでしょう。
このNoteそのものが、じつは新見家の教えです。
それでなんとなく懐かしくなったのでしょう。
なんだか、ちょっと嬉しい瞬間でした。
ありえないことが起きる時代
変化の激しい時代になりました。
感染症が将来の重大な危機のひとつであると
予言していた人は何人かいます。
しかし、致死率も中途半端な新型コロナウイルスのような
病原菌が世界中を感染させ、そして
経済成長にも多大な影響を及ぼすとは
ほとんどの人は予測できませんでした。
国際連合の拒否権をもつ常任理事国が
隣国を武力で侵略するとは
多くの専門家を含めてほとんどの人が予想できませんでした。
専門家のコメントの多くは、「あり得ないと思っていた」というものです。
12年前に巨大地震に引き続いてもたらされた津波で
電子力発電所の電源が落ち、メルトダウンするとは
（ほとんど）誰も予想していなかったそうです。
しかし、そんな予想をしていた報告書も
実際に東京電力内にはあったそうで
歴史を振り返ればたしかに超巨大津波が日本を襲っています。
つまり、「絶対にないと思い込んでいること」は
「実は起こるかもしれない」ことなのです。
自分を信じてやりたいことに挑戦しよう
変化の時代に大切なこと、それは、変化できる自分になることです。
複数の能力を持っていることが大切ですよ。
そしてその将来を見据えて
いろいろとチャレンジすることも大切ですが
実は直観に従って、
将来とは無関係に、
興味があることに挑戦することが
有意義な資質になるのです。
僕は時々アップルの創業者のスティーブ・ジョブズが
2005年にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチを聴きます。
最初はConnecting the Dots、「点」が繋がるという話です。
このスピーチを何度も聴いて
将来、自分自身で改めて過去を振り返ったとき
それぞれの「点」が初めて繋がってくるものだ、という意味に受け取りました。
つまり、「将来役に立つ」とか「自分の利益になる」とか、
そんなこととは無関係で、ともかく今、やりたいことをしっかりやりなさい！
というメッセージです。
いまの挑戦が未来に繋がる
僕は娘にいろいろなことに挑戦するように教えてきました。
僕自身がいろいろなことに挑戦しているところを娘に見せてきました。
今回わが家を巣立つ決心をしたとき、
いろいろと直観で過去に興味を持ったことが繋がる経験を彼女もしました。
また、これからの長い人生でたくさんの「点」が繋がるのだと思います。
変化の少ない時代なら手に入れた能力で、定年まで暮らすことができました。
しかし、時代の変化が早い、そしてなにが起こるか予想しにくい現在では
変化できる能力が必要です。
そのためには、いろいろな「点」を増やしておくことが大切です。
特に増やしておきたい「点」は無形資産ですよ。
自分の興味、能力、才能そして人脈などが大切と思っています。
娘がわが家の教えと称することが散りばめてあるこのNote、
皆さんもちょっと参考にしてください。
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