感染大爆発と僕のシナリオ 新見正則
今日も大爆発
東京都の新型コロナウイルス感染者数は5,000を超えています。
コロナ臨床最前線の医師によれば、これ以上陽性者数は大幅に増えないそうです。
結局検査まで何日も待たされるために結局他の曜日に分散されるのです。
つまり、１週間の陽性者数の合計で判断すべし、ということですね。
感染者数＝感染者全員なのか？
そもそも感染者数にはPCR陽性者数で、発症していない人も含まれています。
最近はその陽性率が上昇しているので、検査数が追いついていないそうです。
市中にはもっとたくさん無症状の感染者がいるのです。
当然ながら、今もすべての感染者を把握できていません。
感染数ではなく、重症者数を見よ！
意図的にコントロールできる数字で右往左往するのは辟易しますよ。
やっぱり重症者数が一番大切な指標と思っています。
コロナ対応病床が満床のために医療にたどりつけずに亡くなるケースは
極力減らしてもらいたいです。
コロナはいま、指定感染症
現在は、新型コロナウイルスは「指定感染症」扱いです。
法律上は5段階で2番目に危険度が高い「2類相当」の扱いです。
入院勧告ができて、治療費は公費です。
1類 エボラ出血熱、ペスト、痘瘡など。
2類 結核、ジフテリア、重症呼吸器症候群（SARS）、
中東呼吸器症候群（MARS）など。
これらに感染すれば当然入院ですが、
新型コロナウイルス肺炎は本当に全例の入院が必要なのでしょうか？
実際に現状は「入院勧告」と言っても、多くの発症者は自宅待機やホテル療養で
実際の運用上は入院勧告者全員の入院対応は不可能です。
選択の余地なし。敗戦と同じ
遅かれ早かれ新型コロナウイルスはインフルエンザと同類の5類扱いになるのかなと思っています。
複数のコロナ対策のなかで戦略的に選択するのではなく、
ほかに道がないから選ばざるを得ない選択肢と思っています。
なし崩し的な選択肢です。
なんだか日本が先の大戦で敗戦に向かった道のりと似ていますね。
5類になったらインフルエンザ！
保健所にすべてお任せすることはもう限界でしょう。
５類相当となれば、保健所への報告だけで済みます。
もちろんそうなれば、街に陽性者は溢れかえります。
感染したくなければ、街に出ないように自己防衛をするしかありません。
一方で病院は退院可能なコロナの患者さんを抱える必要がなくなります。
また、患者さんもどこの病院でも受診できるようになります。
1年前の西村大臣
昨年の８月のニュースピックスに西村康稔経済再生担当大臣が
「新型コロナ“収束のシナリオ”」に出演している動画があります。
丁度１年前です。面白いですよ。
去年のコメントですからね。第二波のあとの時期です。
しっかり問題点を知っていながら１年経ってもほとんど進歩していない日本の現状がわかります。27分の動画ですが、時間がない方は19分頃から見てください。
日本再生への道のり、まだ遠し
この動画で、PCR検査の拡充、医療体制維持、保健所の改革、デジタル化の導入などを語っています。
でもこの１年で何も変わっていない印象ですね。
語られている経済へのインセンティブはなにもできていません。
結局「新たな日常」は１年後の今日も得られていませんし、
世の中は戦況悪化のまっただ中です。
イギリスはどうなの？
一方でイギリスが1日に5万人の感染者を出しながら
医療が崩壊しなかった理由を語っているこの記事は参考になります。
イギリスではこの１年間、医療体制を新型コロナウイルス肺炎用に対応させました。コロナとの共存をめざしているイギリスの努力を垣間見ることができます。
日本の今後の僕のシナリオ、発表！
日本の今後のシナリオを僕が勝手に書いてみますよ。
感染大爆発。
医療体制を維持するため新型コロナウイルス感染症は５類相当に下げられる。
日本は運が良いので少々の犠牲を伴いつつなんとか医療システムは持ちこたえる。そして新型コロナウイルス肺炎は市中感染となり
インフルエンザの流行程度として多くの国民に理解される。
死者数は、年間1万人超（インフルエンザ相当）から約10万人（肺炎相当）。
この程度は織り込み済みとして、新型コロナウイルス肺炎を受けいれる。
経済は活性化し、GDPはV字回復。
もしも僕のシナリオと同じように政府が考えているなら、
「少々の犠牲を払っても、感染者を収容する医療体制を維持して、経済を活性化させましょう」と言ってもらいたいのです。
上手くことが運んだ時、政府は「ワクチン戦略が有効であった」と言うでしょう。
でも、僕の理解ではウイルス自体が弱毒化したと思うのです。
スペイン風邪もワクチンや治療薬がなくても数年で収束しましたよ。
国のトップを公に批判しても逮捕されない自由な日本が僕は大好きです。
「一党独裁の強権力で新型コロナウイルス肺炎をコントロールする中国は凄い！」と思いますが、僕は少々の命の犠牲を払っても、自由にものが言える日本の体制が超気に入っています。
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