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ワクチンさえ打てば本当にオッケー?  新見正則

僕のワクチン経験、その2!

ワクチン当日は全く問題なし。その晩から接種部の痛みが強くなって、翌日は左手がほぼ挙がらない状態でした。ここまでの状況は先週のnoteに書きました。

その次の日は日曜日で、午前中は何をする気も起きず、娘に「顔が赤いから熱を測って」と言われて、検温すると、37度8分でした。そして葛根湯を1服飲んで、同級生にその旨のラインをしたら、翌日は結構、痛くて、怠くて、熱が出る人もいるとの返事でした。「でもその後は楽になるよ!」との励ましのお返事でした。

そして、夜には葛根湯のお陰か熱も下がり、翌日には熱も下がって元気になり、通常通りの診療ができました。どうもつらいのは1日だけのようです。

緊急事態宣言に関するモヤモヤ

緊急事態宣言を発出すると新型コロナの新規感染者が減ることはこの1年間で学びました。でも、なんで感染者数が減るかはじつはよくわかりません

相関関係があることは確かですが、「何故?」なのでしょう。最近は政府の説明も「人流の抑制」という言葉に置き換わっているようですが、人流の抑制なら他の手段もありそうです。飲食業などを狙い撃ちにしているという意見もあり、僕もその意見に賛成です。結局「何故?」が解決しないので、モヤモヤ状態です。

超高齢社会なのに1万人も死者が減った

厚生労働省が2月22日に発表した人口動態統計によると、昨年、2020年に死亡したのは138万4544人で、前年よりも9373人(0.7%)減ったそうです。年間死亡者数が減るのは11年ぶりだそうです。素晴らしいことですね。

死者が減ったのはコロナのおかげ?

さて、昨年と言えば新型コロナウイルスは猛威を振るい始めた年です。1月と2月は他人ごとでしたが、すぐに日本中が震え上がりました。そして、1回目の非常事態宣言となりました。

なんと、新型コロナウイルスが流行すると、なんと死者数が約1万人減るのです。人の命は地球より重いと本気で思っているなら、そして1万人も死者が減るなら、新型コロナウイルスが流行っている方がベターとも言えてしまいます。

今年はもっと死者が減るかもね?

コロナが流行って、緊急事態宣言が出て、そして人が行動を自粛して、手洗いして、マスクをして、などなどの変化が昨年は起こっています。年間死者数が1万人減ったことの「何故?」は不明ですが、事実なのです。2021年には日本の年間死者数総数が何人になるかは興味深いことです。

台湾だって事態が変わった!

新型コロナウイルス肺炎に対峙する正解が世界中でわかりません。

新型コロナウイルス肺炎のコントロールが上手く行っていると思われていたシンガポールは数日前からロックダウンを行っています。

そして新型コロナウイルス肺炎対応の優等生と言われた台湾でも事態が変わっているようです。やはりワクチンが唯一の救世主なのでしょうか?

ワクチンを打ったらマスク不要! っていえば接種が増える

アメリカのCDCは、ワクチンを打てばマスクの着用やソーシャルディスタンスの維持は不要としています。

こう言えば、ワクチンの摂取率は向上しますよ。
僕は素晴らしい作戦と思っています。

集団免疫をめざすのであれば、ある程度効くワクチン(100%有効の必要はありません)をできるだけ多くの人が接種すればいいのです。そのためにワクチン接種を進んで受けるような仕組みを作ることも大切です。日本でもできるだけ多くの方がワクチン接種することを僕は望んでいます。

コロナにかかりにくい民族にもワクチンは有効か?

さて、不思議なことに日本は他の国よりも新型コロナウイルス肺炎の感染者数も死者数も今までは少ないのです。

その「何故?」をファクターXと呼んでいる人もいます。

そしてそのファクターXが何かはいまだにはっきりしません。僕は、そのファクターXの影響で、日本では新型コロナウイルスのワクチンが効かない可能性もあるとちょっと思っています。その真偽を知るには、ワクチン接種後の発症人数をしっかりと追跡すればOKです。

1年経ったこの状況とリーダーの責任

新型コロナウイルスが流行し始めて1年以上経ちますが、未だに「何故?」が多い状態です。何が正解かわからなければ、リーダーの舵取りに従って行動して、そして上手く行かなければ、みんなで反省して、また修正を繰り返すなり、全く新しい作戦を取ればいいと思っています。
そして、それが選ばれたリーダーの責務です。

新興医学出版社のオンラインイベントだよ!

漢方JP、コロナでも頑張ってまーす


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