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伝える力  新見正則

ゼレンスキー大統領の演説を聞いてください

12月21日(日本時間22日)夜、
アメリカ連邦議会で行われた
ウクライナのゼレンスキー大統領の演説は心打たれるものでした。

原稿を読みながらではありますが、心を込めた自分の英語で。
民主党と共和党の上・下院議員へ、
アメリカ国民へ、そして世界へ。
確かに伝わったと思いました。

日本語訳↓

実際の演説↓

バイデン大統領との対談も一部公開されています↓

両大統領が登場する記者会見と質疑応答↓


記者会見前から連邦議会での演説までのノーカット版↓

アメリカの連邦議会で臆することなく伝えます

戦争中の国家の指導者が連邦議会で演説するのは2回目だそうです。
第2次大戦中にチャーチル英国首相が演説したのは
約80年前の1941年でした。
ゼレンスキー大統領はいつもの略式軍服で登場しています。
強行軍の旅程なのに、疲れた素振りはまったくありません。

すべてが上手に作り込まれた演説でした。
本当にプロフェッショナルなスピーチライターや、衣装係、そしてメイクさんもいるのだと思います。彼が政治家になる前に、芸能活動に従事していたことが幸いしているのかもしれません。

演説の力

2022年2月24日、
ロシアが軍事侵攻すれば数日でゼレンスキー大統領が国外逃亡し
ロシアの傀儡政権が誕生、軍事作戦は終了。というストーリーは頓挫しました。

ゼレンスキー大統領の指導力のもと、領土奪還の闘いを続けています。
アメリカの援助がなければこの戦争でウクライナの勝ち目はありません。
今回の演説はウクライナに勝ち筋をつける大切なものでした。

僕は今回の演説を聴いて、日本で有事となったとき、日本の指導者は同じように
連邦議会で演説ができるのだろうかという懸念を感じました。
日頃の会見でも下を向いて原稿を棒読みして、
心がこもらない言葉で語る政治家を見ていると、心配です。

リーダーシップの力

国連の常任理事国のひとつが侵略戦争を起こし
核で恫喝する時代になりました。
平和が続くと漠然と思っている人は激減したと思っています。
戦争に巻き込まれた時、本当のリーダーシップを発揮することができる政治家、
世界を舞台にして振る舞える政治家の誕生を願っています。
個人的には若い人がいいと思います。

この国の未来を決めるのはあなた

年寄りが戦争を選択して、若い人が死ぬというストーリーは
前回の大戦を最後にしてもらいたいと思っています。
この国の未来は若い人のものです。
若い人の政治参加を切に希望します。


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