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先が読めない時代に必要なもの   新見正則

中国はとんでもないことをやっている?

中国がゼロコロナから一気に緩和政策に舵を切りました。
日本メディアの論調は「中国はとんでもないことをやっている」というものです。中国をバッシングするほうが視聴率が上がるからです。

「中国の作戦は正しいのかもしれない」という考えはまちがっているのでしょうか。

中国の作戦は、新型コロナウイルスの得体が知れず重症化率が高いときは、徹底的にゼロコロナを進め、重症化率が激減したいま、一気に緩和して集団免疫を得るというものです。

アメリカでは100万人が新型コロナウイルスで亡くなったとされていますから、
アメリカの人口の5倍近い中国では
500万人が亡くなっても、アメリカと同程度です。

中国をバッシングするメディアの作戦を疑うことなく信じてもよいでしょうが、
まったく違った視点から俯瞰しているのも悪くないですよ。
次にまた得体の知れない感染症が流行ったときに参考にすればいいのですから。

北朝鮮の攻撃能力はたいしたことない?

北朝鮮も好きな人は少ないでしょう。
ですから、北朝鮮がミサイルを撃ちまくっていることを批判的に報道します。
もちろん国連の安全保障委員会の決議違反ですから論外です。

しかし、北朝鮮が独裁国家として生き残る方法としては
国民の食べ物が不足しても、
核開発と、それを運ぶミサイル開発は欠かせない選択肢ですよ。

北朝鮮は技術に自信があるからこそ、
日本の遙か上空を越えて、または排他的経済水域(EEZ)ギリギリにミサイルを
打ち込めるのです。

つまり、北朝鮮が本気になれば、目標に核弾頭搭載ミサイルを極めて精度を高く撃ち込めるという証拠でもあるのです。
そんな軍備を持つことが、もっとも安上がりで王朝の安定を期待できる
作戦のひとつです。

コロナ予防にうがい・手洗い・マスク

政府は厚生労働省を通じて「屋外でのマスク着用は原則不要」というメッセージを出しています。それでもこれだけ多くの人がマスクを着用しているのにもかかわらず、実はいま、インフルエンザが流行し始めています。

この状況をみると、マスクの着用は実はインフルエンザの流行防止には
あまり有効ではなかったという推測が浮かんできました。
うがい・手洗い・マスクは以前から感染防止の推奨項目でした。
ところが、昨今うがいを勧めるメディアはほとんどありません。
以前のうがい推奨はどこにいったの?といった思いです。

ワクチンは本当に必要だったの?

新型コロナウイルスのワクチンの反対派の意見が
メディアから葬られていることはちょっと気になります。

テレビにはまったく反ワクチン派の意見は登場しませんし、
YouTubeでも反ワクチン派はバンされます。

僕の印象では、ワクチンは想像していたより効かなかったように見えます。
2年前、多くの専門家は、国民の5〜6割がワクチンを2回接種すれば
感染は治まると話していました。

ところが、ワクチンを3回打っている人は現在80%を超えていますが
コロナの勢いは収まっていません。
そしてワクチンの副反応で苦しんでいる人が少なからずいます。
国が本気でワクチンの接種を進めるなら
法的に強制力を持たせるか、
たくさんワクチンを打った人が恩恵を受ける制度設計を作れば良いのです。

自分は本当に正しいか、自らを疑え

少しは反対意見も聞いて参考にしたほうがいいですよ。
「そんな意見もあるのだな」と理解したうえで
「やっぱり違うな」と判断する。
そんな思考過程が大切です。

最後に、ロシアがウクライナを侵略している件は両極端の意見をもってしても、
ロシアがこの戦争を始めた正当な理由は微塵もないというのが僕の結論です。

いろいろな意見をもって人の話や報道に接してください。
そして敢えて反対の意見を頭に浮かべて、それを吟味するという脳トレで
柔軟な思考力を育てましょう。


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