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輝くということ

子供は磨けば輝く原石と言われますが、宝石の場合、磨いたからといって全てが輝くわけではありません。

それぞれの宝石は光の屈折率や分散率が違います。屈折率が高くなると臨界角が小さくなり、宝石の中に入った光が、宝石のパビリオン(下の部分)から漏れずに目に戻ってくることで輝きが増します。

つまり屈折率が高い宝石ほど強い輝きを見せる潜在性があります。

また宝石の種類によって光沢の違いもあります。光沢とは宝石の表面(外側)で反射される光のこと。その種類は、

金属光沢(Metallic )ヘマタイトやパイライトなど

ダイヤモンド光沢(Adamantine )ダイヤモンドやデマントイドガーネット など

ガラス光沢(Vitreous) サファイア、トルマリン、エメラルドなど

でも、同じ種類の宝石をいくら反射の理論に基づいて磨いても、とてもよく輝く石もあれば輝きが弱い石もあります。それぞれの個性でしょうか。

写真はスリランカ産出のサファイアの原石です。ひとつひとつ原石にペンライトをあて、中の状態がどうなっているかを確認してファセットにするか表面を磨くだけにするかを決めていきます。

さて、                   「輝き」は比べることでその強弱がわかります。

例えば、磨いた宝石を並べた時に

これに比べたらこっちの方が輝いてるな。   これと並べたら、こっちは輝きが弱いわー。

もちろん、

宝石だからキラキラ輝くことは重要な要素なのですが、

その宝石の

本質というか
持ち味というか

輝きが少なくても魅力がある場合もあります。それを見つけて、宝石デビューを手伝うのは楽しいです。

例えば、輝きが控えめなサファイアが、ジュエリーにするとデザインと相乗効果で、ぐぅーんと映えることも!

✨✨✨
子供は磨けば輝く原石です。成長しながら磨かれて輝きます。

でも

ひとつの要素(価値観)に縛られ、他者と比べて、それだけで優劣つけてしまわないように.........。

自分と他人を絶対比べない

自分の輝きと他人の輝きを並べて比べてしまうと、自分の輝き(大切なこと)がわからなくなりますよー。

自分の輝きを大切に             これ、宝石からのアドバイスです😊





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