この青色が浪漫
ダイアナ王妃の婚約指輪がスリランカ産サファイアだったのは有名なお話。古くは紀元前1,000年頃、ソロモン王がシバの女王に贈った宝石もサファイアとか。
ソロモンって誰って?
ほら、
自分の子供だと言って争う2人の女たちに、
だったら、
子の身体を半分こしなさいと言った人。
えー、それって、大岡越前じゃあなかった?
いえいえ、
大岡越前はソロモン王をパクったんだわー。笑
えっと、 さてさて、
世界の市場に出ているブルーサファイアの約9割は
加熱処理がされています。
ゲウダと呼ばれる白っぽい、もしくはガソリンのような色の原石を加熱することで、内包されているチタン成分が結晶の中に広がり青色を発色。
その青色は恒久的です。 (ただしベリリウム加熱は恒久的ではない。)
しかし、どのコランダム(サファイア)でも加熱すれば青になるわけではなく、
「潜在的に青になる素質」のある石だけ。
加熱処理は、美しい青を求める人間の科学の力なのでしょう。
でも、
もし、
宝石に✨浪漫✨を求めるなら、 大地の中で青に育った非加熱サファイア
是非、
地球が作り出した色に浪漫を感じて欲しいです。
上の写真はスリランカ産サファイアの原石。大地が作った深みのある青から淡い青まで、同じ場所から同時に産出されても青に違いがあります。
✨✨✨ 日が沈んで、
秒単位で、
空の青がどんどん濃くなていく
そんな夜の帳の降りる前の
「瞬間の青」
スリランカの日暮れ時のそれぞれの「瞬間の青」は、スリランカ産出のブルーサファイアに似ています。
他の国では味わえない、
スリランカだけのサファイアブルーの空です。
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